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『この世界の平和の為に私は戦う』―怖い妖怪なんてぶっ倒しちゃえ!彩聖の妖怪大殲滅物語!―  作者: 獅子王
彩聖の妖怪退治

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医術の家系で(自称)最強陰陽師の優奈登場!!

彩聖がブツブツ文句を言い凜がその話を「うんうん」という感じで聞きながら駅のある街の方へ歩いていくと昨日見た雰囲気の場所の近くまで来た。


「・・・何か気になるな。凛見に行くぞ」


「う、うん」


彩聖が気になったのは妖怪が現れそうな気配がするという意味ではない。あの場所から別の気配がしたのだ。


「な、重たい雰囲気が無くなってる?」


それどころか以前の活気が戻っていて人が沢山集まっている。昨日の雰囲気は完全に消えていた。


「これ誰かが出現した妖怪を倒したってことだよね?」


「ああ。そして平日の夕方に動ける奴なんて県内にはアイツしかいないな。」


「あれれー?彩聖ちゃんと凜ちゃんじゃん。どうしたの?」


そこへ現れたのは身長は彩聖と同じくらいで黒髪のツインテールの幼い顔つきの巫女さんだった。


「優奈・・・やはりお前だったか。」


黒髪のツインテールの巫女さんの名は迎優奈・・・広島県内で一番家格が上の中級陰陽師である。


中級陰陽師だがその格は限りなく上級陰陽師に近く、平安時代から続く医術の名門の家系でもある。


代々一族が医者で親も姉も祖父母も医者で本人も現在県内の医学部に通っている。


「ふふん、この最強陰陽師優奈様にかかれば秒で退治よ。」


「何を偉そうに・・・。最強って言っても中国地方限定だろうが。まぁ私はおめぇをすぐに追い抜くからな。」


彩聖は優奈をライバル視している。彩聖と同じくらいの戦闘能力+御札の扱いがめちゃくちゃ上手いせいで現役の陰陽師でもトップ10位に入っている。


「そんな事よりおめぇいい歳してツインテールとか痛いぞ?」


彩聖は昔から気になっていた事を指摘した。優奈は小学生の時からツインテールを貫いているが20歳にもなってツインテールはどうなのだろうかと彩聖は思う・・・てか痛いと思う。


「お馬鹿さんね。髪型に痛いもクソもないわ。これが良いからしているだけよ。彩聖ちゃんは昔からそういう事を言うよね。優也はそんな事言わないのに・・・。」


優也・・・とは彩聖の兄のことである。そして兄は優奈と中学の頃から付き合っている。


「優也はねー、優しくて男らしくて人を否定など決して無いんだけどねー。陰陽師としては頼りないけどそんなところも素敵!」


「あーはいはい。あんなクソ兄貴好きな奴なんておめぇだけだよ。これからもあのクソ兄貴と付き合ってあげてくれ。」


あんな弱くて金遣い荒い兄貴のどこが良いのやら・・・。


「何を言ってんの?優也さんは素敵だよ!理想のお兄ちゃんって感じだよ」


さっきまで黙っていた凛もいきなり何か言い出した。


そういえば凛も兄貴の事を好きだったな・・・憧れの人とか言っていた事もあった。





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