喫茶店はコーヒーを嗜むものでありんす。砂糖を嗜むところではないでありんす
食事を頼んでしばらするとコーヒーと料理を店員さんが持ってきてくれた。
彩聖はコーヒーにパンとサラダで凜はコーヒー、ハヤシライス、サラダである。
「あれ?彩聖それだけなの?彩聖って沢山食べるイメージがあるんだけど。」
普段、夜の仕事から帰る途中でコンビニで何か買って食べているから凜から見たら大喰いに見えたのであろう。
まぁ大喰いなのは合っている。
「喫茶店はコーヒーを味わうところだからな。グビッとコーヒー飲んで軽くパンを食べる。これが真の武士ってもんよ!」
彩聖はコーヒーに入れ放題の砂糖を入れまくる。
「ちょ、入れ過ぎじゃない!?糖尿病になっちゃうよ!」
「ならんならん。私はまだ若いけぇの大丈夫。これをグビッとな!」
彩聖はグビグビと甘ったるいコーヒーを飲み干す。その飲み方はおっさんがビールを一気飲みする様な感じと同じであった。
「ぷはぁ美味い!姉ちゃんコーヒーおかわり!」
「居酒屋にいるおっさんみたい。飲み方や店員さんに対する喋り方とか。」
「失礼だな。私はまだ高校生になったばかりのピチピチのJKだぞ。まだ中学生に見られたりもするほど若くて可愛いんだぞ?」
「私も中学生見られたりはするけど・・・でも、なんだろうな?彩聖って中身おっさんみたいに見える。」
凜には彩聖がおっさんにしか見えない・・・。まるでおっさんがJKに転生したような感じ。
しかし、これをネタにいじると彩聖がまたキレるから黙っておこう。
「とりあえずコーヒーを嗜もうぜ凜」
「う、うん・・・」