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なんでお前だけ私服なんや?おっ?

「うわっお給料貰っちゃった!」


初めてのお仕事のお給料・・・凜は受付窓口で五千円を受け取って大はしゃぎ。


初めてのお給料ってなんか嬉しいよね。自分の手で稼いだお金って実感できるし。


早速、凜は貰ったお給料でジュースを買う。


支部には自販機コーナーに食堂、温泉もある。討伐陰陽師の日々のサポートをするのがこの支部なのだ。


ところでさっきから周りの人が陰陽師の服を着ている人ばかりな気がする。


凜は休みの日だから私服なのに彩聖は巫女さん・・・いや彩聖は普段から基本的に巫女さんの格好だ。


そうじゃなくて彩聖以外の人達も巫女さんだったり、男の人は狩衣っていう衣装を着ている。


「もしかして・・・あたし着てくる服間違えた?」


「間違えとる・・・とはいえ初めてなんだからしゃーない。」


彩聖が受付窓口から戻ってきた。手には何やら封筒を持っている。


「わ、なんか凄い封筒だね。何が入っているの?」


「これはな、ボーナスが入っとるんよ。妖怪を累計100体倒すごとにボーナスが支給されてな。今回は50万入っているから封筒で渡された。ちなみに妖怪討伐のお給料は21万貰った。」


彩聖がドヤ顔でお金を見せてくる。その金の数に凜は驚いてしまう。


「あ、あたしも本格的に討伐の仕事をしようかな・・・。あたしんちも貧乏だし。」


「そうだな、それが良い。私の家は両親ともに討伐出来ないから昔から貧乏だしな。塾にも通えないから兄貴なんか全く学がないしな。」


小さい頃から苦労してきた彩聖・・・ひとまずこれだけの収入があれば少し贅沢しても良さそうだ。


「よっしゃ!凜、付いてこい!今日は私の奢りで飯食べに行くぞ!あと買い物にも付き合え!」


「え?ケチな彩聖が奢り?やった!」


彩聖と凜は嬉々として支部を後にする。





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