表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/6

自分のすべきこと

このゲームのクリア条件はわからない。


おそらく戦争に勝ったとしてもこの問題は解決しないだろう。

人間を襲ったという事実は消えないのだから。一度犯してしまった罪は消えない。俺が一番わかっていることだ。


新たな世界樹を植えてまた世界をわけるのか?寿命が何年かわからない以上不老不死の種族が未来永劫安泰だとは言えない。


そもそもゲームクリアの条件が平和を取り戻すことかもわからない。現状はどうしようもないな。


ふう。


俺はなにをしたいのだろうか。フルダイブのせいで感情までも入り込んでしまったのかもしれない。いくらゲームといえど目の前にいる人間が殺されるというのは気分が悪い。リアルすぎる世界観が自分の心を狂わせているのかもしれない。


すうっと息を吸い、吐き出す。


救っていけばいいんだ。まずは手の届く手の届く範囲から。


「よし。」


俺はイオを見つめチョップした。


『いでっ。いきなりなんですか。。?』


「飯を食おう!!まずはそこからだ。」


『じゃあ早くその狼の血飲んでくださいよ。。』

気づかない間に自分の目の前にはコップがおいてあり、その中には固まりかけている血が入っていた。

うわぁこれ飲むの?感染症等々不安なんだけど。

イオが不思議そうな顔でずっとこっちを見つめている。



俺はコップに注がれた狼の血を飲み干した。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ