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神威大和VSテロ計画(3)

「暴力主義革命、国会図書館爆破計画」は、未然に阻止されることになった。

全てが根津二郎(鼠小僧次郎吉)の持って来た書類に正確に記載され、当局はそれに沿って、関係者を逮捕、取り調べするだけだった。


自由が丘の屋敷に戻った神威大和に、首相からお礼の電話が入った。

首相

「本当に我が国の危機を救っていただきました」

神威大和

「公安庁、刑事局長、警視総監が揃っていたので、話が早く進みました」

首相

「それも、神威様の深慮いや、神慮なのかと、感服いたしております」

神威大和

「まだまだ、糾したい対象が残っています」

「連絡した折には、迅速に対応を願います」


神威大和は、首相との話が一旦終わり、森田愛奈、根津二郎(鼠小僧次郎吉)と会議。


森田愛奈

「それにしても、武人たちのストレス解消と言いながら、公安庁長官、刑事局長、警視総監を集めて、大テロも阻止してしまう、首相が申された通り、驚きました」


根津二郎(鼠小僧次郎吉)

「計画の途中でしたね、実は」

「でも、俺から言わせれば、ガキの集団、簡単に手段がわかった」

「何しろ、パスワードって言うんですかい?俺らの時代は合言葉とか、あれが全て同じで」

「理屈に走って、漏れる危険を考えていない」

「何しろ、自分たちだけが絶対正しいって、考えのようです」


神威大和は厳しい顔。

「首謀者は、旧帝大出身の老学者」

「今でもマルクスレーニン主義が絶対と信じている」

「革命を夢見て、フランスの国王や王妃のギロチンとか、ロシアの皇帝を銃殺したとか、それを絶対善とする、もちろん日本についても、同じようなことを考えていた」

「その思想が特異過ぎて、学会で主流になれない」

「反天皇制、日米安保破棄、自衛隊解散を強く主張」

「隣国で日本を侵略しようとする国と手を結んだ」

「今回の計画の資金の原資は隣国から」

「その金に目がくらんだ、遊び好きで、借金漬けの警察官、自衛官を集めた」

「特定の反政府的な野党系政治団体の熱心な協力もあったけれど」

「自分たちの敵は日本政府、日本政府を攻略したい隣国政府と手を結んだわけだ」

「敵の敵は味方、そのもの、実にわかりやい」

神威大和の解説は、そのまま首相官邸にも、動画として送られている。


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