表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
82/154

鼠小僧次郎吉の改名?

「一定の断罪を行ったところではあるが」

事務所内相談室で神威大和は、厳しい顔を変えない。


森田愛奈が質問。

「ヤクザを襲った正体不明の男たちとは・・・あの武人さんたちですよね」

「小次郎さん、武蔵さん、十兵衛さん、雷電さん」

神威大和は、表情を少しやわらげた。

「殺しまではさせていない、痛みを感じさせるようにと頼んだ」

「彼らなら一瞬で痛みを感じさせないで殺すことも、できる」

「しかし、それではヤクザにとって楽過ぎる、痛みも辛さも感じない」

「ただ、襲ったわけではない、武人たちが顔を見せた瞬間、武器を持って追い返そうとしたのは、ヤクザたちだ」

「ヤクザたちが、武人たちに底知れない恐怖を感じて、そうなった」


鼠小僧次郎吉が入って来た。

少し困ったような顔。

「ねえ、神威さん、あちきの名前変えていいです?」

「どうにもこうにも、鼠小僧次郎吉だと、当世風じゃないって、言いますかね」


これには神威大和と森田愛奈もプッと吹く。

神威大和

「そうだねえ、誰かに物を聞くにも・・・」

森田愛奈

「鼠小僧でも、次郎吉でもねえ・・・笑いますよね、それは」

鼠小僧次郎吉

「当世風の名前で、何かないですかね」

神威大和

「探偵風の名前かな」

森田愛奈は必死に小説の探偵を思い出す。

「浅見光彦とか・・・金田一耕助・・・明智小五郎とか・・・」


そんな話をしていると、杉田玲奈が事故に遭った少女春香とその母吉村恵美を連れて相談室に入って来た。

特に杉田玲奈と吉村恵美が、何か相談事があるような表情をしている。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ