表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/154

神威お悩み相談事務所二階の見学

ピンクと白が基調の、お洒落なアールデコ風の階段をのぼり、3人は二階へ。


エルフが説明する。

「予定では、広めの4部屋程度、増築は状況次第です」

「お悩み相談受付の宿舎として、人数が増えた場合に考えます」


神威大和が、手前の部屋を開ける。

「日本で言うと、20畳程度」

「キッチン、バス・トイレ、ベッド、テーブルと椅子、クローゼットもある」


森田愛奈は、「上品なホテル風」と安心。

それよりも「自分の恥ずかしいプチ乱雑部屋」が再現されなかったほうが、もっと安心。

「あ・・・これで十分です、全く問題ありません」と答え、了承の意を示す。


エルフは少し笑い、森田愛奈に。

「トイレはともかく、お風呂が狭いので」


神威も、クスッと笑う。

「もう少ししたら、この神威事務所とは別に、温泉旅館風の建物を考えています」

「やはり日本なので、それは必要」

「今は、どこの温泉風にするかなと、選んでいる状態」


そんな説明が終わり、3人は神威お悩み相談事務所を出て、お花畑の中の白い大テーブルに戻ると聖母マリアが笑っている。

「私は温泉なら、駿河湾と富士山が見える西伊豆風に」

「佐々木小次郎君は九州の湯布院かな」

「それから雷電君は信州の温泉かしら」


森田愛奈は、宮本武蔵と柳生十兵衛が気になった。

「あの・・・武蔵さんと十兵衛さんは?」


神威大和は、含み笑い。

「ああ、あの二人は・・・言いづらい、お嬢様には」

「彼らのお風呂は・・・言えないかな」


森田愛奈が首を傾げている暇はなかった。

「着替えたよ、どう?」

モーツァルトの声が聞こえて来た。


そして杉田玲奈と歩いて来るモーツァルトを見て、森田愛奈は目を輝かせている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ