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屋敷の中、異世界に玲奈の部屋が出現

神威大和は、杉田玲奈に声をかける。

「玲奈さんの部屋を作るけれど、希望はある?」

杉田玲奈は、少々戸惑い、答えが出ない。


神威大和は笑顔。

「日本のお姫様風とか、ヨーロッパのお姫様風とか」

「あるいは、たとえばご実家の自分の部屋とか?」


杉田玲奈が「え?」と笑顔になったのを、神威大和は見逃さない。

そのまま指をパチンと鳴らすと、お花畑の道のすぐ先に、小さな丸太小屋が出現。


神威大和

「あの丸太小屋の扉を開けてごらん?」


杉田玲奈が丸太小屋に近づくと、まず目についたのは「玲奈の部屋」の立て札。

そして、恐る恐る丸太小屋の扉を開けて驚いた。


「えーーー?マジ?」

「ベッドもタンスも机も椅子も、クローゼットも全部同じ?」

「コミックもそのまま・・・・あーーー教科書も参考書も!」

そのまま部屋に入っても大騒ぎ。

「あーーー!子供の頃のアルバムも!」

「うわーーー!生き返る!」


その丸太小屋で騒ぐ杉田玲奈に執事エルフが後ろから声をかけた。

「ユニコーンがアイドル寮からパソコンを含めて一式運んで来ました」

「玲奈さん、後は自分で好きなようにセットします?」

「それとも、こちらで?」


杉田玲奈が振り返ると、確かに段ボールが何個か、開けてみて確かに自分のパソコンがあって、他の衣類やら、細々としたものが入っている。

杉田玲奈は満面の笑顔。

「はい、ここからは自分で・・・他の人には・・・これ以上は申し訳ありません」


さて、大騒ぎの杉田玲奈を見て、森田愛奈は思った。

「こんな面白そうな家なら、私も住んでみたい」


しかし、神威大和は、何か気になることがあるらしい、その目を光らせている。


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