現代日本?に戻り寿司パーティー
再び眩い光の中に包まれたかと思ったら、森田愛奈の身体は飛行船の中にはない。
自由が丘の家の中で見たお花畑にいて、白いテーブルの前に座っている。
その白く大きなテーブルの上には、いかにも新鮮な握り寿司が大量に、他にも鶏の唐揚げ、天ぷら、大盛りの漬物等が乗っている。
執事のエルフが説明する。
「せっかくの日本ですので、主に日本食を」
「聖母マリア様と杉田玲奈さんに協力してもらいまして」
「ああ、食材の調達は、ユニコーン」
森田愛奈は、またしても呆気にとられるけれど、杉田玲奈が隣にいて「エルフさんの言う通り」と言うのだから、仕方がない。
今度は神威大和が説明。
「みんな、ちょっと気になることがあってね、ザルツブルグに飛んで、モーツァルト君を連れて来た」
「ついでに、ショコラも飲んだよ」
モーツァルトが立ちあがって、ご挨拶。
「はい!みんな、僕がモーツァルト」
「神威君から面白い話と言うか、たくらみを聞いてね」
「うん、乗った!」
今度は杉田玲奈が森田愛奈に聞く。
「森田さん、マジ?」
森田愛奈は「うん、全くその通り、ほんとのモーツァルト、ショコラも飲んだ、同じ味だった」
聖母マリアが、全員を見て笑顔。
「まずは、召し上がりなさい」
「母は、子供たちが元気に食べるのが、本当にうれしくて、幸せなの」
さて、美味しさ極まりないのか、全員の食が進む。
森田愛奈
「美味し過ぎる、ダイエットなんて気にしていられない」
杉田玲奈
「私、料理の最中に、何度もつまみ食いして、マジに美味しくて、ダイエット止めました」
モーツァルトも爆食気味。
「これが噂の日本の寿司と天ぷら、マジに美味しい、この漬物は好き、いいなあ」
「ルードヴィヒも呼ぶかなあ、戻った時に文句言われそうだ」
森田愛奈と杉田玲奈は、「ルードヴィヒって?もしかして?」と思わず顔を見合わせている。




