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神威大和の断罪(1)

神威大和と、その一行は日本政府が予約した京都のホテルの最上階、スイートルームにいる。


根津二郎

「市民団体組織とやらの、下っ端幹部は地蔵様、いや、閻魔大王様の御仕置ですな」

安倍晴明

「その下っ端幹部に反抗をしたのは、私の式神」

「仕掛けられた爆弾は護符に浸み込ませた酸で線を溶かし、無効化しました」

森田愛奈

「最初、市民団体組織の面々が疲れたような、身体の重さを感じたのは?」

安倍晴明

「はい、彼らの身体に、式神を乗り移らせたから」


神威大和の表情は、厳しいまま。

「地蔵様のお話の通りで」

「この組織は、様々な横のつながり、縦のつながりがある」

「一つの組織を壊滅しても、すぐ次が動く」


スイートルームのドアが開いた。

新選組の近藤勇が入って来た。

「最高首謀者の、大学教授を捕縛しました」

「それと、その手下の人権派弁護士グループも全員」

近藤勇の後ろに、全員が縄で縛られ、それを土方歳三と沖田総司が監視している。


神威大和は、深く頷き、何かの呪文を唱える。

途端に、スイートルーム内に、鉄格子の檻が出現。

最高首謀者の大学教授と、その手下の人権派弁護士が檻の中に、そのまま入れられてしまった。


人権派弁護士たちは、騒ぎ始めた。

「侍姿の男たちが、いきなり来たと思ったら、無理やり縄で縛られ、拉致連行、その上、鉄格子の檻とは?」

「まさに人権侵害ではないか!」

「それを警察も見ていながら、何もしないとは何事か!」

「この国は法治国家ではないのか!」

「そもそも、お前たちは誰だ!」


神威大和は、騒ぎ立てる人権派弁護士たちを、冷ややかな目で、見つめている。

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