表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
133/154

東名高速にて(1)

一行は、環状八号線から東名高速道路に入った。

天気も良く、車の流れもスムーズ。


森田愛奈は、それでも不安。

「神威君、新幹線の方が時間的には」


神威大和は笑顔。

「ご心配なく、先発隊がいろいろ仕掛けを作っている」


そして杉田玲奈の顔を見た。

「玲奈さんの、おばあ様は、佐助君が確保したよ」

「今、大原の三千院にいる」

「何しろ、お住まいが御所の近くだから万が一もある」


杉田玲奈がキョトンとした顔。

さっそくスマホで祖母とスマホチャット。

そして驚いた。

「マジ?三千院で若い男の子とデート?」

「え?おばあちゃん、ニコニコしているし」

「隣のイケメン男子は誰?この人が佐助さん?佐助さんってお猿さんじゃないの?」

「若い頃のおじいさんにそっくり?」

「え?何?もう一度結婚式あげる?」


そんな会話を聞いている根津二郎(鼠小僧次郎吉)がプッと吹く。

「佐助さんは、変装の名人」

「老若男女、美醜も物ともせず、変装してしまう」


厚木付近になり、神威大和は、また違うことを言う。

「京都の帰りに、厚木で降りて寒川神社に参拝をする」

「ここにも、いと高き存在のお力が働いている」


イエスの顔も輝いた。

「全ての災難を取り除く八方除けですね」

「浄化のパワーに満ちた神の社」


理解できていない森田愛奈と杉田玲奈は、またキョトンとしている。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ