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自由が丘の豪邸宿舎(1)執事エルフと運転手ユニコーン

タクシーが自由が丘近くになったところで、森田愛奈は住所を書いたメモを運転手に渡す。

運転手は、「はい、わかりました」と、快活な返事。

そのまま車を走らせ、大きく豪華な洋館敷地に入り、玄関に横付けとなった。


神威大和、森田愛奈、杉田玲奈がタクシーを降りると、洋館からタキシードを来た紳士が登場、明るい声で挨拶と説明をはじめる。

「ようこそ、お待ちしておりました」

「神威様、森田様、杉田様」

「私、この屋敷にて執事をつとめさせていただく、エルフと申します」

「ここの敷地は300坪ほど、その中で建物が100坪、庭が200坪」

「庭の説明は、また後で、先にお屋敷内部の説明をいたします」


またしてもキョトンとなる森田愛奈、杉田玲奈に神威大和。

「気にしないでいいよ、彼は僕の部下」

「それから、タクシーの運転手も、僕の部下でユニコーン」

「エルフを専属執事にして、ユニコーンを運転手にする」


森田愛奈は頭が混乱した。

「エルフ?ユニコーン?妖精みたい・・・マジ?」

「さっきは天使のような可愛い顔の神威君」

「その前は、厳格そのものの怖い神威君」

「わけがわからないよ、そんな説明なかった」


杉田玲奈は、乗って来たタクシーをもう一度見て、驚いた。

「あれ?黒ベンツに変わっている」

「乗った時は、普通のタクシーだったのに」

「どうして?不思議過ぎる」


しかし、神威大和は、女性二人の動揺は、そのままに。

「それではエルフ君、屋敷の中を説明して」

「頼んだようになっているのかな?」


執事エルフはにっこりと笑い、重々しい鉄の玄関を開ける。

「はい、お望み通りに、少々細工を加えました」


神威大和が執事エルフに続いて屋敷に入って行くので、森田愛奈と杉田玲奈も、入って行くしかない。

そして今まで以上に、腰を抜かすことになる。

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