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神威大和VS日本芸能界の闇(11)

自由が丘の神威大和事務所会議室に、全員が集まっている。


根津二郎は、ヘラヘラと笑う。

「護送車の運転手がユニコーン、温泉ホテルの支配人がエルフ」

「親分が神威の旦那の変装として、若手歌手が根津二郎ってねえ・・・」


森田愛奈

「これは弁天様の作戦、次郎吉さん、歌上手だった」


根津二郎(鼠小僧次郎吉)が照れると、神威大和。

「次郎吉さんが熱海の興行主をかたって、連絡」

「歌自慢、自称芸能界の帝王三木に、歌で大恥をかかせ、全国放送のテレビでそのままま手錠をかけられ、歌手生命を断つ」

「留守にした事務所に当局が急襲、麻薬常習、不正蓄財と脱税、パワハラ、モラハラ、セクハラも暴いてしまう」

「熱海の性犯罪と殺人、死体遺棄の下調べも完璧だった」

「ご苦労さん、さすが次郎吉さんだ」


そこまで言って、神威大和は、嫌そうな顔。

「それでも、ステージに崩れ落ちる時に、紅白に出られないって泣いたなあ」

「何よりも紅白か、酷い犯罪して他人を虐げておきながら」


杉田玲奈は、不安そうな顔。

「これから、他の演歌歌手とか、芸能人にも捜査が?」


神威大和は頷く。

「警察が押収した資料で、犯罪事実が確かなら、そうなる」

「芸能界ばかりではないよ、テレビ局も、それとヤクザまで、あるいは地域の名士も捕まるかな」


弁財天も口を開いた。

「いずれにせよ、被害者の泣き寝入りは、よくない」

「芸事に関して人を不当に泣かす、それは芸を汚すこと、私は許せません」


神威大和は厳しい顔。

「本来、歌舞音曲は神に捧げるもの」

「それを不正と不品行で汚し続けて来た」

「厚顔無恥と傲慢、弱者に理由なき犠牲を強いて」

「これからも問題が出れば、徹底した究明と断罪を行う」


森田愛奈が神威大和の顔を見た。

「神威君、次はどうするの?」


神威大和は、手に持ったリモコンを操作。

壁一面に下がった超大画面モニターには、大聖堂が映し出されている。

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