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しろくそまるせかい

作者: じつは、さむいのはきらいです

真っ白く霜の降りた風景を見ながらの通勤途中、ふと感じたことです。

朝目覚めて、

息を白くしながら起き上がり、

暖房に火を入れる



底冷えのする日だ


窓をあけると、

そこは、白く染まる世界



煙のような息


背筋が震えて、身体がかじかむ


直ぐに窓をしめてから、

白い息をはいて外をながめる




白く染まるせかい


向かいの屋根も、ちゅうしゃじょうも、

白にそめられている


鮮やかないろも、

汚れたけしきも、

しろに隠されそめられてゆく



しろいせかい


つきささるような、

つめたくすんだくうきが、

こころのよどみを、

しろくきよめてゆく



いきをしろくしながら、

せかいにとけてゆくわたし




まっしろなわたしとけしきと、



そこはしろくそまるせかい

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― 新着の感想 ―
[一言] 雪、見てると私も同じことを考えることがあります。 物書きの性ですかねぃ。 冬は空気が澄んでますね…… となんか妙な感想でスミマセン(ノД`)・゜・。 でも良かったです。これは("・…
2019/12/09 17:24 退会済み
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