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8人の魔女  作者: 雪椿
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会議

 魔女会議当日。朝からそわそわしながら開始の合図を待っていた。個室には、飲み物・おやつと筆記具・ルーチェの椅子と飽きないようにお気に入りのぬいぐるみとお昼寝スペースをつっくておいた。ルーチェは、私の準備を不思議そうに見ながらも、お手伝いしてくれた。こんなふとした時の動作がとてもかわいいのだ。

 合図が鳴り緊張した面持ちで席に着く。ルーチェも一緒だ。7人の魔女はそれぞれ年齢も種族さえ違った。最初に口を開いたのは、北東の魔女。名を、ロザリア。この中では、最年長であり、種族はエルフ族。私の北の魔女就任を歓迎してくれた。魔力の安定や困りごとがないかを一通り聞いてくれた。私は、ルーチェを拾ったいきさつと、今後のことを相談した。ロザリアが言うには、今北の国は少し困った状況にあるとのこと。王が結界の大切さを軽視し、森を切り開こうとしているらしい。北の地は痩せていて、十分な食料が確保しにくい。しかも、南の国々との関係がよくなく、流通が滞っている。そのため小さな町や村はますます閉鎖的なり、よそ者を警戒するようになっているようだった。おそらくルーチェの母親は、そんな状況でよそ者を匿い身ごもってしまい困り果てて、森に置き去りにしたのではないかということだった。ルーチェを育てることには、反対はされなかった。ただ、体術や格闘術など獣人として生きていくために必要な技を教えなくてはいけない。それは、いくら魔女でも不可能だった。そのため南の魔女から友人の獣人を紹介してまらえることになった。北の国が不安定なので、通常の倍の時間はかかるが夏までには、そちらに行けるだろうとのことだった。これでルーチェの問題は一段落した。あとは、薬を町に卸すかどうかだ。私は魔女といっても成り立て、街の人間との交流もない。そんな人間がいきなり行って、怪しまれないわけがない。ほかの魔女も、街に降りることは、やめたほうがいいと言っていた。状況が落ち着くまでは危険なことをしないほうがいい。それに私1人ではないのだ。食料に関しては、ほかの魔女から種をもらえたので、庭で栽培することになった。庭を拡張して家を改築するのは、自由らしい。他にも、本や日用品を送ってろらって魔女会議は終了した。

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