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七色魔道士の異世界日常~Prism Wizard~  作者: 砂味のぱふぇの人
〜第一章: 幼少期〜
18/20

#18: 災厄の王蜂

今回から文字数を上げる代わりに投稿頻度が遅くなります。





翌日、俺は遅く起きた。昨日はずっと『魔砲銃(マナバレット)』をじっくりと眺めたり、手入れしたりと忙しかった(?)のだ。

俺が起きたらトークがベッドで寝ていた。やはりこの子は犬だ。俺はトークを起こし、魔力を注入してあげた。

「リアン君、おはようです。」

「おー、トーク。随分と喋れるようになったね。」

「はい、お陰様で。」

とても丁寧な言葉遣いだ。やはりこの子は天才だ。俺はホクホク顔でトークを眺めてる。…あれ?なんか忘れてるような…

俺は横を見てみたら…ポーションがグツグツと煮詰められていて…ってうぉああああ!?!?

火止め忘れたああああああ!!!

…色が何か濃くねぇか?えっと…なんて言うか…深紅(クリムゾンレッド)だ。『サーチ』に掛けてみると驚きの結果だった。



《種類:回復薬》


名称:超濃縮回復薬


用途:魔力と体力を全回復させ、一時的に増強させる。傷が一瞬で癒え、一定時間痛みを感じなくなる。



えーっと…え?これは…『完全回復薬(エリクサー)』なのかな?…判別に凄い困る。多分水魔法使ったせいかな…?極限まで薄めれば普通の回復薬になるだろうか?ともあれ凄い物が出来た。取り敢えず一度リビングに行こう。




〜リビング〜



「おはようございますリアン様。」

「おはようございます、エルザさん。」

「あらリアン、遅いわね。」

「お母様、おはようございます。」

「リアン君、おはよう!」

「シエルちゃん、おはよう。」

「わぁ…人がいっぱい。誰?」

トークが疑問を浮かべている、昨日はトークの事を紹介しただけで皆の名前は教えて無い。


「えっと…まずは…あの薄緑色の髪の人が『エルザ』さん。」

「エルザ…さん?」

「初めましてトーク様、私はエルザです。」

「僕と同じ黒色の髪の毛の人が、僕のお母様の『セレナ』母様。」

「セレナ…母様?」

「昨日ぶりね、セレナよ。トークちゃんは可愛いわね。」

「えへへ…ありがとうです…」

「それで、昨日会ったシエルちゃん。」

「シエル…ちゃん…リアン君とラブラブ。」


まだそれを覚えていたか…というかラブラブじゃないからな!?

「違うってばトークちゃん…//」

シエルは満更でも無い顔をしていた。セレナとエルザがこっちを向く。

「誤解ですよ!ラブラブじゃありませんから!」


「リアン様、おはようございます。お食事用意が先程終わりました。」

「誰…?」

「あの白銀色の髪の毛の人は、エヴァンさん。」

「エヴァンさん?」

「昨日リアン様がお作りなられたトーク様でございますね。初めまして、私はエヴァンです。宜しければ名前の方を覚えて頂けると光栄でございます。」

「この人…話が長い。」

「ちょ…トーク!ごめんなさいエヴァンさん…」

「いえ、結構でございますよ。料理を運んで来ますのでしばらくお待ち下さいませ。」


「いいかいトーク、そういう自分が言われたら嫌な事は人に言っちゃいけないからね?」

「…はい。」

よし、ちゃんと分かってくれたなら大丈夫だ。

さーて、良い匂いもしてきた。そろそろ運ばれるはず。


「お待たせ致しました、本日のお食事をお持ちいたしました。」

「トーク、あの髪の毛が赤い人はリリアさん。」

「リリア…さん、リアン君と名前…似てる」

「あら?そちらはトーク様ですか。おはようございます。」

「おはよう…ございます。」


どうやら、トークも特に警戒はしていないようで、普通に接する事が出来ている。いやはや、良きかな良きかな。



ーーーー

ーーー

ーー



ふぃ、満腹です。とは言ってもこの体じゃ普段の3分の1しか入らないけどね。普通に少食だと思…いや待てよ?身長が全く伸びる気配が無いから…このままだとチビまっしぐら…だと…?

ま、まぁ…きっとこれから…ね?

取り敢えず魔砲銃の試射がしたいので村の外の『カカール森林』へ行きたい。あそこは奥にさえ進まなければ特に危険はないし、弱い魔物ばかりで試射にはうってつけだ。



「…良いですか?」

俺は精一杯甘えてみる。セレナがにへーっと満更でもない顔をする…やはり効果は抜群だ。


「ならエルザを連れて行きなさい。彼女は戦闘にも精通しているから護衛してもらいなさい。まぁ、リアンなら危なげなんて無いだろうけど…万が一よ。最近『バロール』の目撃情報が多いんだから。」


バロール…?何だその魔物…図鑑には乗ったなかった筈だが…まぁあの図鑑があまり書かれていないせいかな?


「お母様、バロールとはいったい?」

「そうね…Cランクの魔物で、強力な毒液を吐き出してくるわ。姿は大きなカエルだわ。」


毒を吐いて、カエルの姿をしている…うーん、ポイズントードのお友達だろうか?

「あの、ポイズントードの上位種みたいなものでしょうか?」

「いいえ、一切関係無いわ。ここら一帯の固有種ね。だから、もしも毒液にやられても抗体が無いから終わりよ。」

ふむ…俗に言う沖縄の『ハブ』とかだろうか?もしもそうだとしたら、抗体を作れるかも知れないな。

「はい、気をつけます。では行って参ります。」

「うん、本当に気をつけてね。エルザ、付き添って行ってね。絶対にバロールに遭遇しないようにね。」

「承知致しました、このエルザ、命を持ってしてリアン様をお守り致します。」


何か物騒な事になってるが、俺は魔砲銃の試射をしたいだけなんだよ…確か二丁あったし、短剣付きが『ペルセウス』短剣無しが『アンドロメダ』という事で良かろうか?




~カカール森林~


緑が生い茂っていて、ゴツゴツとした岩が沢山ある…それに岩からは苔がびっしりと生えている。非常に移動しずらい。しかもさっきから魔物と遭遇しない…ここに来た理由とはいったい…にしてもこの森は薄暗いな…

上を見てみると森林の葉でびっしりと空が覆われて屋根のようになっている。だからあまり湿っていないのか?しかし苔がむしている以上湿気はあるのだろう。


俺達が移動をしているとガサガサと茂みから音がしている…

「リアン様、お動きになられてはダメです。動かないでください。」


俺は動きをピタリと停める…そして茂みの中からは小さい兎がピョンと出てきた。

「何だ…兎ですか…」

「リアン様、もう大丈夫です。」

俺が動こうとした瞬間--




『ドシュッ』


(むご)たらしい音が聞こえたかと思うと先程まで元気に飛び跳ねていた兎の頭と体が一刀両断されていて血が溢れている…何があった?


「リアン様!!後ろに!!」

「え…?後ろ---


振り返ろうとするととてつもない力で吹き飛ばされた。幸い、茂みがあったので大事には至っていない。だがそれでも結構な痛みだ。


「リアン様ッ!!」

エルザさんが今までにない表情を見せ、剣を抜く…その剣は異常なまでに細く、光沢を放っている…『細剣(レイピア)』だ。レイピアは突きに特化した剣で、その身軽さから凡庸性は高い。だが、通常の剣と違い薙ぎ払う事が出来ないのが難点であった。


そしてエルザさんが剣先を向けた先には…居ない…?いや、若干魔力がある…となると擬態か?

「エルザさん!そいつはカメレオンみたいに背景に同化して擬態します!」


「はぁ!!」

エルザさんは突きを放つが、そのカメレオンは信じられないスピードで後ろへと動いた。そして擬態を中止するとその姿が現れた…


「これは…『バロール』?」

「聞いた情報では蛙ではありませんか?」

その姿は完全にカメレオンであり、蛙とは似ても似つかない。だがデカいという共通点はある。

「サーチ」

『サーチ』を使うと驚きの結果を得れた。


《種類:魔物》


名称:ハイドゲラス


説明:バロールの突然変異種。背景に擬態化して襲いかかる魔物。



あれがバロールの突然変異種…?って信じられるか!?んなわけあるかぁ!!

「エルザさん…僕のサーチが間違ってなければあれは『ハイドゲラス』というバロールの突然変異種です…」

「んなっ…突然変異種…ですか?」

「らしいです…攻撃来ますよ!」


ハイドゲラスは転がって襲い掛かってくる。その速度はかなりのものだが…エルザさんを狙って放ったらしく、俺には無害。それとエルザさんはレイピアで軽く受け流した。

ハイドゲラスはそのまま大岩に突っ込んだが、大岩がバラバラに砕けた。威力はかなり凄まじい…


「装填、破壊の魔石、火の魔石」

俺はペルセウスに破壊の魔石、アンドロメダに火の魔石を装填し、撃ち放つ…音はあまり無いが、反動はそれなりにある…放った魔弾はハイドゲラスには避けられたが、想定内。この武器の良い所は連射が出来る所だ。それにこのカカールの森は湿度が高く、木に火が燃え移らない為、火魔法を使える。

俺は更に追撃に三発ずつ放つ。二発目までは躱せていたハイドゲラスだが、三発目には破壊の魔石が掠る。掠った部位の尻尾がバラバラに飛び散る。とんでもない威力だ。そしてハイドゲラスの背後からエルザさんが一突き。ハイドゲラスの頭を貫いた…

だが、ハイドゲラスは倒れない。

俺は追撃として破壊の魔弾を放った。この次の弾丸はハイドゲラスの胸辺りに命中、そしてハイドゲラスが四散する。かなりグロテスクだ。


「ご無事でしょうか?リアン様。」

「え…ええ。何とか。」

取り敢えず自己ヒールで傷を全て治す。しかし…このハイドゲラスとやらはいったい?

ますます謎が深まっていくが、取り敢えず考えるのはやめておく。他の魔石の効力も試してみたいのでもう少し探索しよう。


ーーーー

ーーー

ーー


〜カカール森林・中腹部〜


丁度良い所に魔物が居た。

あれは確か…『ホバービー』だっけな?危険度はあまり高く無いEランクで、蜂蜜を作る。

蜂のように羽で飛ぶのではなく、ホバリングして飛ぶ謎の蜂だ。姿は普通のスズメバチの2~3倍程度だ。

「装填、土の魔石」


黄土色に輝く土の魔石を装填して、ホバービーに向かって放つ。着弾した途端に土が枝分かれしてホバービーを突き刺す。そしてホバービーは地に落ちる。これも中々の威力だ。

「エルザさん、ここら一帯にホバービーの巣があるかもしれません。ついでに蜂蜜を持ち帰りましょう。」

「承知致しました。では…『索敵』」

エルザさんの目が青白く光った。これもパッシブスキルなのだろうか?


「こちらです、恐らく『クイーンビー』も居るかと思われます。」

「クイーンビー…確かランクDの魔物でしたよね…?」

「ええ、ご名答です。」

クイーンビーは名前の通り女王蜂、ここらのホバービーの母だ。それも一応駆除対象だろう。ホバービーは時折人間を殺すしな。しかし毒が無いので鋭い針で突き刺して殺すのだが。




しばらく移動をすると、大きな蜂の巣があった。その大きさは一軒家並だ…ってえ?でかくね?

「ふむ…中々のサイズでございますね。」

「え?大きく無いですか?」

「いえ、クイーンビーが居るのならば妥当かと。」

まじで?クイーンビーって凄くね?

「では、私がホバービーを全て片付けるのでクイーンビーをお願いします。」

「了解しました。」

エルザさんが蜂の巣に思いっきり蹴りを入れた。途端に中が騒がしくなり、一斉に大量のホバービーが出てくる…


「では、僕は中に入ってクイーンビーを。」

「お気を付けて。」


俺はホバービー達が出てきた大きな六角形の穴から巣の中に入る…うっへぇ…ベタベタする…


中に入ると絶句した。蜂の子がうねうねと大量に居る。その奥には何やら王冠のような物を被った大きな蜂が…あれ?クイーンビーは確かドレスの様なもの着てたよね?

『忌々シキ人間ヨ…マタ我ガ王国ヲ荒ラスト言ウノカ?』


喋った…!?クイーンビーは喋らないはずなのだが…もしかして違う種類?

「また?どういう事ですか?」

『アクマデモシラヲ切ル気か…貴様ラ人間ハ我ガ女王ヲ殺シ、ソノ王国ヲ壊滅サセタ…私ハ貴様ラガ憎カッタ…ダカラ手ニ入レタ…コノチカラヲ!我が名は『カタストロフィキングビー』!貴様ラ人間ニ災厄ヲ齎ス者ダ!!』

カタストロフィキングビー…災厄の王蜂…なんつー不気味な名前だ…つか、喋れるって事は相当ランク高いよな…?

『食ラウガ良イ!!』

その『カタストロフィキングビー』…長いから『カキビー』…は針を大量に飛ばしてくる…しかも普通の蜂とは違い、速攻針が再生する。これは厄介だ…


「フレイムウォール」

ファイアウォールの上位互換のフレイムウォールを作り出す。針は焼かれて消滅した。だが、フレイムウォールは即座に破壊された…

カキビーは牙をカチカチ鳴らしながら突進してきた。速度はかなり早いが、神の補正を受けた俺には余裕で避けられる…そして無防備な横腹に水の魔弾と土の魔弾を撃ち込む。水が直撃したら突然カキビーが落下する。そして直撃した部分が大きく膨れ上がる…恐らく直撃した部分に水を大量に加えて重くさせる奴か…?土の魔弾は無駄になったな。

さて、ここで問題です。


水に凄まじい温度の火が加わるとどうなると思う?くっくっく…

「マナブースト、火魔法付与、火の魔石装填。」

よし、それじゃあ撃ち込もう。

「さよなら、カキビー。」

火の魔弾を膨れ上がった部位に直撃させると、ボコボコと膨らみ、カキビーが悶え苦しみ始める。

そして、破裂する…『水蒸気爆発』だ。

これで奴は息絶えた…はずだった…


『グググ…コノ程度デ終ワルト…思ウナヨ人間…!!』

凄まじい速度で回復していってる…あれー?まさかの再生持ちかよ…えーっと…どうしましょ?あ、そうだ。確か『吸魔の魔石』があったっけ…これでひたすら魔力吸収すれば再生力が無くなるんじゃない?

『グガァッ!!』

また襲い掛かってくる…軽々と避けるが、今度はブーメランのように戻ってきた。これはギリギリ避けられずに腕に掠る…すると突然猛烈な痛みを感じた…

「あああっ!!!!ぐっ…ぅ…」

突然腕が痛み出した…まさか毒か…?

『ククク…コレデ貴様ハ毒ニ陥ッタ…コノ毒ハ抗体ガ無イ。スナワチ貴様はココデ死ヌ!』

ふざ…けんじゃ…ねぇ…このクソ蜂が…毒回復の魔法…

「キュアー…」

くそ…回復しねぇ…何だこの毒…

『フハハハ!!無駄ダ!コノ毒ハ光属性デドウニデモナルシロモノジャナイ!!』

やばい…どうしよ…死ぬ?死ぬ…死ぬのやだ。

死にたくない…どうすれば…?

あ、そうだ。

「リカバリー」

無属性の状態治癒魔法を使うと、痛みが和らいでいき、消えた。


『ナッ何故ダ!!コノ毒ハ治ラナイ毒ノハズダ!!』

「さぁな、知らない。アースバインド!!」

土がカキビーの身体を押さえつける…ジタバタしていても無駄だ。この魔法は使用者の魔力で強度が変化する。

「さあ、僕を苦しめたお礼をしなくては…」

『ヤ…ヤメロ!!!財宝ハ大量ニアル!ソレヲオ前ニヤルカラヤメロ!』

ほほー?財宝とな?

「うーん、ごめん。無理だわ。」

容赦なく水の魔弾と吸魔の魔弾を撃ち込みまくる…魔力が切れそうになったら補充して、撃ち込む。それを繰り返す…


数分後、カキビーの原型は無くなっていた。身体中ボコボコで、水だらけの醜い何かになっていた…そして吸魔の魔弾の効果で俺の魔力はオーバーフローしている。

「マナブースト、マナブースト、マナブースト」

三回マナブーストをして…からの…?上級火魔法…(セレナから教えてもらった)


「インフェルノトルネード!」

大きな火の竜巻はカキビーを巻き込み、さらに燃え上がる…その火をサイコキネシスで収束して、圧縮…そして空高くにぽいっ

空に放った途端、物凄い轟音と共に爆裂した。その威力は先程の比じゃない。サ○ヤ人の王子もビックリな汚い花火だった。

そして俺はお決まりの決め台詞…



「きたねぇ花火だ」

格好つけて、取り敢えずエルザさんを待つ事にした。まぁもうすぐ終わるだろう。

と考えていると遅れてエルザさんが蜂の巣に入ってくる。

「リアン様、こちらは終わりました。しかし何でしょうか?先程の爆発は…?」

「えーっと…魔法です。」

エルザさんなとても驚いている。まぁともかく、色々と回収して行かなきゃな…


「エルザさん、何やらカキビーが財宝がどーとかこーとか言ってたんですが…」

「?カキビーとは?」

「あー…えーっと…『カタストロフィキングビー』っていう蜂です。そもそもキングビーとは?」

「!キングビーと戦闘したんですか!?」

「は…はい。」

「キングビーは、ランクBの魔物です。そして名前の前に『カタストロフィ』と付いているのならば、それは称号です。そのキングビーは魔物の中でも強い方で、恐らくAランク下位辺りかと…?」

「あ、それと喋ってましたね。」

「…何かもうリアン様凄いです。驚くのも疲れます…しかし財宝の話が本当だとしたら凄いですね。」

「ですね…取り敢えずこの巣ごと回収しちゃいます。離れてください。」


巣をサイコキネシスで持ち上げ、収容カードに入れる。大きさ無視とは素晴らしい。そしたら地下らしき物が…といっても洞穴だが。

「この中ですかね?」

「…恐らく」



ーーーー

ーーー

ーー


中へ入ると、何やら宝箱が…

「…リアン様、もしかしたらこの巣はダンジョンかも知れませんね。ダンジョンはボスが倒されると宝箱が出現します。その宝箱にはボスに関係する装備品などが入っています。」

なるほどな…取り敢えず開けてみた…

なにやら中には壺…それとアクセサリー類、そして弓が…

「サーチ」

まずは壺から見てみる…


《種類:食品》


名称:金色(こんじき)の蜂蜜


用途:食べると魔力が上昇し、傷に塗ると瞬間的に治る伝説の蜂蜜。とても貴重。


「えーっと…壺の方は『金色の蜂蜜』ですね。食べると魔力が上昇、傷に塗ると瞬間的に治る貴重な蜂蜜らしいです。」

「…そんな物があるんですね…」


次は弓を調べる。


《種類:武器》


名称:王蜂の災厄


説明:カタストロフィキングビーの固有武器。非常に強度が高く、折れない。弓を放つと確率でホバービーを召喚する。


「この弓は『王蜂の災厄』、強度が高い弓ですね。弓を放つと確率でホバービーが召喚されるらしいです。」

「あまり需要は無いですね…」


そしてアクセサリー類…



《種類:指輪》


名称:蜜蝋の指輪


説明:火耐性が大きく上がる。



《種類:腕輪》


名称:王蜂の指輪


説明:毒耐性が大きく上がる。



《種類:指輪》


名称:トパーズの指輪


説明:トパーズで出来た指輪。



その他アクセサリー類効果なし。




「えーっと、効果があるのは『蜜蝋の指輪』と『王蜂の腕輪』ですね。指輪は火に強くなり、腕輪は毒に強くなります。あ、それとこの『トパーズの指輪』は綺麗なのでエルザさんに差し上げます。」

「…!ありがとうございます。」


エルザさんは喜んでくれたようだ。よし、それじゃあ帰ろう。

俺達はその巣があった場所を離れ、家へと帰って行った…



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