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殴り合い

改めて3体のモンスターと対峙する。


背丈は一番小さいのが130㎝程、大きいのが150㎝程でそれほど大きくはない。


肌は緑色をしており、ゴツゴツしている。顔は醜悪と言って差支えのないほど醜く鋭い犬歯のようなものが口から見えており、体にはぼろぼろの腰布を巻いているだけだ。


手には獲物を持っているが、2体は棍棒をもっているが、1体はさびた剣のような持っている。


立ち位置からして剣を持っているやつは少し後ろに立っていることから一応指揮官のような役目をしているのだろうか?


初めての実戦となるため、できる限り相手の戦力を読もうと敵を分析していく。


ゴブリンどもは投石によるダメージのためかこちらの殺気を飛ばしてくるだけで襲い掛かっては来ない。


とはいえ、こちらもどう動くのが正解なのかといったことはわからないのだが。


(あたりまえだけど本気での殺し合いとかしたことないしな)


とはいえじっとしているわけにもいかない。敵は3匹に対して自分は1人。


しかも敵は全員武器を持っているときている。圧倒的不利な状況を考えると先手をとってまずは1匹でも仕留める必要があるだろう。


策を練る時間は一瞬。覚悟を決めて行動に移した。


足元にある石を再び拾い先ほど石を当てたのと別の棍棒を持っているゴブリンに投擲する。


それと同時にソウガは走りだす。


先ほど、石を食らったゴブリンは反射的に体をかばい、石は狙ったゴブリンに命中した。


石が命中し、痛みにひるんでいるすきに接近し、渾身の力で顔面を殴りつける。


あまり武闘派出なかったソウガだが、体術Lv1のおかげが想像に近い形で体が動き、見事にそのこぶしがゴブリンの顔面を打ち抜いた。


走る速度も乗った一撃を受けゴブリンは後ろに吹っ飛ぶ。


(ゴツゴツした見た目だけあってかったいな。手がいてぇ)


広くなった視野を用いて剣もちと棍棒Bを視界に収める。


剣もちは動く気配がないが、棍棒Bは棍棒を振りかぶっていた。


躱そうとするが、初めて受ける殺意を持った攻撃に体が硬直してしまった。


「がっ」


わき腹に棍棒の一撃をもらい吹っ飛ばされる。痛みで朦朧とする頭を最大限動かしつつ受け身をとる。


(これはまずい…!もう1発もらったら完全にお陀仏だ!)


痛みをこらえ、口ににじむ血を吐きながらゴブリンのほうを見直した。すると、棍棒Bが再び棍棒振りかぶりつつ走ってきている。


(ビビったら二の舞でマジで死ぬ!!)


恐怖を抑え込みゴブリンに突撃する。予想外の行動にゴブリンが棍棒を振り下ろそうと急ぐが、ソウガはそれよりも先にふところに潜りこみ、棍棒を持つ手を抑え込む。


そのままゴブリンに近づく勢いを生かし腹に膝蹴りをかます。


衝撃により吹っ飛ぶゴブリンの手から棍棒を奪い取り再び距離を作る。


残りのゴブリンに目を向けるが最初に殴った棍棒Aのゴブリンはいまだに目を覚ましていない。剣もちはこちらをみて動いていない。棍棒B(もう棍棒を持ってはいないが)も腹を押さえつつ立ち上がる。


(これでもまだ1対2か。なぜかわからないが剣が動かないことで助かってる

が、ゴブリン1体でもきついな)


数的不利は変わらず、むしろ一撃もらい動きが鈍くなっていることで最初と比べても状況が好転しているとは言えない。


(何か打てる手はないか?!!そうか!BPを使えば多少楽になるかもしれん)


ゴブリンの動きに注意をしつつBP振り分け画面をひらいた。


BPを振り分けますか? Yes / No


(Yesだ!早く!)


一撃もらい警戒しているのか棍棒Bも近づかずこちらをにらんでいる。


ステータスへの振り分け画面が現れるがその瞬間、棍棒Bがはしりこんできた。


(もう少しまってくれよ…!!)


動きからして体当たりのようだ。考えている時間はない。直観的にAGIに残りのBPを全振りする。



AGIにBPを5振り分けました。

AGI:15→20となります。


表示とともにウィンドウが消える。目の前にはすでにゴブリンが迫っていた。


(躱せないか!? )


最後の悪あがきの意味を込めて躱そうとする。


一瞬ゴブリンの動きが遅くなったような感覚のもと紙一重での回避に成功した。


そのままの勢いで振り返りこちらに向けている背中めがけて棍棒を思いっきり振り下ろす。


グシャッ!!


威力の乗った一撃により周囲に赤い液体がまき散らされた。


棍棒A…伸長133㎝の棍棒もちのゴブリン。ソウガの顔パンによりKO

棍棒B…伸長152㎝の棍棒もちのゴブリン。棍棒により叩き潰される

剣もち…伸長145㎝の剣もちのゴブリン。リーダー格っぽい。今回の話では静観中


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