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1話:プロローグ

今から語る物語は、これから本当にあるかも知れないし・・ないかもしれない・・そんな曖昧でよくもわからない話を、こんな場で話すこと自体が間違えかも知れない・・。


でも、あえて話させてもらうのならば・・


いいや、話しておかなければ今後何か起きた時のためにと考えて・・私のくだらなく自身に満ち溢れた狂気の悲劇の歓喜のそんな話。

結局、何の話がしたいのか実際のところ見えない・・・と言う人のために簡単に、要約して話すと、これは復讐の物語・・。


遠い思い出の中に・・心の奥底にひた隠しにした怒りの炎が炎から、爆発に変わる・・。

そんな化学的な作用を起こさせた話である。

本当は誰よりもこの物語については触れたくないのは私自身で・・何故このようなことに至っているのか甚だ疑問に思うところが多すぎる・・。

しかしながら、この物語は世に残さねばならない・・。

理由は単純。


“少しでも同じような被害にあっている人の助けになれたら・・”


そんな思いで今、筆を・・いや、PCなのだからキーボードとマウスを走らせている、が正しい表現なのだろうか・・。

さて、前置きがだいぶ?長くなってしまったがそろそろ、話の方を始めるといたしましょうかね・・。

何者も、行動を始めてしまえば・・一度抜いた剣を鞘に戻すことは難しい・・。


戦争や、社会の点から言ってもそれはどれもこれも、同じことである。

嘘には嘘を重ねてしまうし、自身の命の危険あれば言ったことを撤回するなど行動原理的に考えてみれば明白なことなのだろう。


私に実際に起こったあんなひどい仕打ちも、社会的な倫理なのではないだろうか。

では、始めるとしよう・・黒々と染まってしまった私自身の愚かな行動を・・

本当は誰にも知られずに・・墓に持っていく予定だった・・そんな物語。

こんな物語を語る上で、読者の皆さんには知っておいておかねばならないことがある・・。

どこまで、展開を伸ばすつもりだ?と考えている方もいると思いますが、どうか勘弁してください・・。

知っておかねばならないこと・・それはズバリ過去・・。

過去の私の出来事。

よくある、過去編と言うものである。

本当は、長々と物語として成立させて、そのあとにくるものなのだが・・

今回は、それを始めに語らせていただく・・。

その話をすることになったのならば、今から10年前の小学生時代に戻る必要がある・・

まさに、そこから私の復讐は始まったのだ・・。


くだらないと思われても仕方がないのだが、幼少期に受けた心の傷は永遠に残るものである。そのことは今の現代でも十分に言えることです。


当時、私はごくごく普通の小学生。

身長はその時、小学生の割には大きい方だったらしい。

朝会の時とかで、並んでいくときなんかは後ろの方だった。

私のいた小学校では、身長の低い人は前、高い人は後ろに並ぶのが決まりだった。

当時の私は、声がとても高くよく電話だと

「お嬢ちゃん、パパかママはいるかな?」と聞かれていたので

「お嬢ちゃんではなくて、男だけどね・・。今はいませんよ・・。」と言う風に返していた。

正直、声にコンプレックスを抱いていた。

また、当時は太っていた。特に胸。

そのため、女子扱いされることが多くて嫌だった。

後ろから胸は揉まれるし、罵倒は浴びせられ、殴られ蹴られ・・数えきれないほどある。

いじめを受けていたのだ。

いじめ・・私はよく自殺などを検討していた。

リストカット・・薬の大量の服用・・首つり・・飛び降り・・様々なことをやろうとした・・が、所詮やろうとしただけ。


実際には何もできなかった・・。


毎日を只々、我慢して耐え忍んで生きてきた。つらく厳しかった。誰にも相談できない、誰も信用できない、そんな生活だった。

「なぜ自分がこんな目に合うのか・・」ほとほと、疑問に思っていた。

心身共に、小学生の内から弱り果てていた。

生きる気力もない生気を奪われた器でしかなかっただろうか。


こんないじめが中学にも受け継がれたようで、中学時代にもいじめを受けていた・・。

そして、あることは起こった。

起こるべくして起こったといえるだろう。

私は耐え忍んできた心を、鎖を解き放つ瞬間が来た日だった。

今まで何もかもうやむやにされてきたが、いよいよ私も反撃しなければならないだろう。

やられっぱなしだと何だか、後味がすごく悪かった。

だから反撃した。

何が何でも・・

何が何でも・・

絶対に・・

そんな反撃に及んだ経緯とはいったいどんなものだったのだろうか・・

その話をするにあたって少し時間を進めるとしよう。

あれは、中学2年生の夏休み前のことであった・・

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