10話 神霊の舞う空
昨日から一日…
優翔の目覚めから始まった異変である…
・・・
昨日の幽々子さんに荷物を届けた日から1日…
「ふぁ~…あぁぁ」
今日は非常に目覚めが悪い…
こんな事はあんまり無いのになぁ…
体調でも崩したかな、だとしたらもう少し具合が悪い。
・・・
何だか異様な胸騒ぎがする…
俺は着慣れた和と洋の混ざったような服に着替え、胸騒ぎの元である外に出た。
そこで俺が見た光景…
「何だこれ…」
信じられない程の数の霊魂と言うか、何かが無数に漂っていた。
気色悪い…
それだけじゃない。空模様もおかしく、何かを警告してるかのようだ。
と、何かが上空を目指して飛んでいた。
目を凝らして見ると、霊夢、魔理沙ーーあと誰?
二人はわかるが、もう一人の緑髪の人は一体誰なんだ?
まぁ良いや、とりあえず付いてくか。
俺は二人と知らない一人の後を追う事にした。
・・・
んで、後を追って辿り着いたのが、まさかの冥界とはね…
しかもちょうど霊夢達が幽々子さんの屋敷に入って行った。
俺はただ石のように固まるだけだった。
ふと俺は背後から覚えのある気配を感じ取った…
この気配、まさか…
後ろを振り向くと、何時ものように傘をさして立っている紫さんの姿があった。
「紫さん、何故ここに?」
何故ここに居るのか訊く俺に、紫さんはそっと近づいて言った。
「見たのでしょ、あの 空の霊」
「はい…」
「あれは幽々子のやった事じゃないわ。あれだけの神霊が下界に溢れていると言う事は、この冥界の先に居るのがこの異変の元凶ね」
紫さんは淡々と論を述べる。
確かに いくら冥界が怪しいとは言え、真犯人がここに居るとは限らないんだ。
そんな風に暫らく経つと、屋敷から霊夢達が出て来た。
俺は幽々子さんが犯人で無い事に少し安心した。
……って、何か数増えてない?
霊夢、魔理沙、知らない人…妖夢…
妖夢が足されている。
幽々子さんの御厚意なのか、妖夢がこの異変の解明に加わったみたいだ。
俺も混ざろうかな。
「紫さん、俺も霊夢達に混ざろうと思います」
「そう、頑張ってね」
紫さんは微笑いながら俺に言葉を送った。
俺は紫さんに背を向け、霊夢達の居る場所に向かって飛んだ。
「お~い! 霊夢! 魔理沙! 妖夢!」
俺の声に気が付いた三人と知らない一人がこちらを振り向く。
「優翔さん、何でここに…」
「んあ? 優翔か」
「優翔さん、こんにちは」
「あれ? 三人共お知り合いですか?」
緑髪の知らない人は他の三人に訊いた。
「えぇ、一応」
「まぁな」
「はい」
「ところで、あなたは?」
俺は一番 気になった緑髪の人に名前を訊いた。
すると緑髪の人は笑顔になった。
「私は東風谷 早苗、霊夢さん 魔理沙さん 妖夢さんと異変解決に来たもう一人の巫女です!」
「あぁ、つまりは早苗さんと言うわけで…」
「はい、適当に名前で呼んで頂ければ」
「それじゃあ、これからよろしくお願いします」
俺は やや深くお辞儀をした。
俺の行動に慌てて反応する早苗さん。
どうやらなかなかおもしろそうな人のようだ。
「それじゃあみんな、行くわよ」
霊夢の言葉にみんなが無言で応える。
ここから先に、異変の元凶が居るらしい…
俺達はその元凶を目指して冥界の奥へ飛び立ったのだった…
続く
これ以降からは、いよいよ僕の現在の文章力となります。
御注意ください




