堕ちゆく聖騎士
つい昨日まで人々が暮らしていたはずの町だった。
残っているのは、焼け焦げた梁と黒く炭化した骨、すすに覆われた祭壇だけ。
風が吹けば灰が舞い、崩れた家々の隙間から鈍い夕光が覗く。そこに生の温もりは欠片もなかった。
この惨状は「神罰」と呼ばれていた。
町が神の怒りに触れ、天の裁きに呑まれたのだと。
黒き外套の一団が、廃墟を無言で踏み分けてゆく。
彼らは《黒き観測者》。
神を不要と断じ、あらゆる神話や伝承を記録し、やがて抹消することで理の世界を築こうとする者たち。
その在り方は、しばしば“神なき宗教”と揶揄された。
彼らは「神罰」などなかった、と神の存在を否定するためにこの地を調査するために訪れていた。
一団の中でひときわ目を引く男が、灰に覆われた広場で足を止めた。
セラフ。
背筋を剣のように伸ばし、黒髪を後ろで一つに束ねた姿は規律正しい。
だが赤褐色の瞳は濁り、何かを焦点から外したまま彷徨っている。かつて聖騎士として女神に剣を捧げた者の眼差しとは思えなかった。
仲間たちは瓦礫を漁り、祈祷書や遺物を拾い集めていく。
「これは魔物が町を襲い、追い払うための炎が建物へ燃え移ったのか?」
「それにしては魔物の死骸が見つからないな」
「……祭壇の上に炭化した亡骸。何らかの儀式を行っていた痕跡かもしれん」
その声を遮るように、獣の唸りが響いた。
崩れかけた屋根の影から魔物が彼らに躍りかかる。
刹那、セラフの剣が抜かれた。
振るわれたのはわずか一閃。
灰にまみれた風を裂き、魔物は声を上げる間もなく真っ二つに斃れた。
観測者の一人が声を漏らす。
「……慟哭ノ従者。やはり噂どおりの腕だ……助かった」
セラフは応えなかった。
剣を払って鞘に戻すと、何事もなかったように再び歩き出す。
彼の役割は戦力。
それ以上でも以下でもない。
調査も報告も他の観測者に任せ、ただ冷徹に灰の中を進む。
その視線は、神の痕跡を探すのではない。
(……ここには、彼女の影はないのか)
彼は灰の下、瓦礫の奥、失われた痕跡のどこかに、ひとりの存在を追っていた。
彼に任務の報酬として与えられるのは、彼女にまつわる断片
――髪の毛、衣のほつれ、名もなき記録。
観測者にとって無価値なものでも、セラフにとっては血よりも重い報酬だった。
(組織の理念など知ったことではない。私が欲しいのは……彼女だけだ)
仮面のような無表情の裏で、狂おしい執着が絶え間なく燃えている。
かつて聖騎士であった彼が、その立場を捨ててまでこの組織に身を落とした理由は、ただひとりの少女のためだった。
「……ベル、君は今どこに」
名を呟いた瞬間、胸が熱く滾る。
声には出せぬ焦燥が喉の奥で軋んだ。
歩みを止めない足元に、砕けた石片が散らばっていた。 祈祷堂の祭壇の残骸。
その脇に、煤にまみれた祈祷書が一冊転がっている。
焦げた紙片の隙間から、まだ辛うじて読める文字が目に刺さった。
「……ルクシア」
無意識に漏れた名に、胸の奥が軋む。
光と救済の女神。かつて己が剣を捧げた相手。
灰の匂いに満ちる中、記憶が呼び起こされていく。
――まだ、自分が聖騎士だった頃の記憶が。
それは彼の昔の話。
夜明け前の空気は凍りつくほど冷たかった。
湿った土を蹴って、白銀の甲冑をまとった聖騎士たちが駆ける。
霧の向こうに、炎に包まれる村の輪郭が揺らいでいた。
「陣を崩すな! 光を掲げよ!」
副団長セラフの声が響く。
掲げられた剣先が眩く輝き、聖なる光が陣全体を包み込む。恐怖に震えていた兵の足が再び大地を踏みしめた。
村を囲む森から、咆哮とともに魔物の群れが飛び出す。
腐り爛れた毛並みは膿を垂らし、血に濡れた牙が月光を反射する。眼窩には赤黒い光が灯り、唾液に混じって人骨の欠片が滴っていた。
十や二十ではない。闇そのものが形を取り、飢えに狂った獣の群れが押し寄せてくる。
セラフは剣を振り抜いた。
一閃。
刃が頭蓋を割り、破裂した眼球が飛び散る。灰色の脳漿と熱い血が夜気に霧のように撒き散らされた。
返す刀で二体目の喉を断つ。鮮血が噴き上がり、甲冑の胸板を染めた。金属の上を血が流れ落ち、滴が土に落ちるたび蒸気を上げる。
吐息ひとつ乱さぬまま、彼は次の敵へと踏み込む。
「道が開いたぞ! 副団長に続け!」
兵の声が轟く。
士気が燃え上がり、聖騎士たちは怒涛のように突撃した。
セラフはその中心に立ち、刃で肉を裂き、骨を砕いた。
振り抜いた剣に噴きかける熱血が顔を汚し、鼻腔を満たすのは鉄錆と臓腑の匂い。口に入った血が舌に鉄の味を残す。
それでも彼の剣は寸分の迷いもなく、獲物を屠る狩人のように正確で、冷酷だった。
仲間の一人が腹を抉られ、膝を折る。
セラフは即座に駆け寄り、血溜まりに手を突きながら女神を称え詠唱する。
祈りと共に光が溢れ、裂けた肉が閉じていく。
「私の力では応急処置にしかならない、後方の治癒師のもとへ急げ!」
呻いていた兵は血混じりの息を吐きながら涙を浮かべ、言葉にならぬ感謝を洩らした。
――セラフは、恵まれた家に生まれた。
幼い頃から剣と魔法の才を持ち、ルクシアへの信仰とともに育った。
当然のように、聖騎士団《純白の盾》に迎え入れられ、若くして副団長に任じられる。
誰もが彼を未来の英雄と呼んだ。
その夜、村は守られた。
生き残った人々は涙を流し、騎士団に膝を折った。
「女神の加護だ……」
「あなたは女神に選ばれし方だ……!」
讃える声が焚き火の下で響き、子どもたちはセラフの名を英雄として覚えた。
――しかし、日が巡るにつれ、その声は変わっていった。
「もっと早く来てくれていれば、妻は死なずに済んだ」
「隣村は被害が少なかったのに、なぜ我らばかりが大勢を失った」
「神に選ばれたのなら、救うのは当然だろう」
感謝は傲慢へと変わり、祈りは責め苦へと変貌する。
村の様子を見に訪れたセラフは答えられず、ただ剣を握り締めた。
別の戦場。
黒い甲殻に覆われた巨躯の異形が咆哮し、兵を薙ぎ払う。腕ごと吹き飛ばされた肉片が雨のように降り、血飛沫が土に泥と混じり合ってぬかるみを作った。
怯む騎士たちをよそに、セラフだけが前へ進む。
「退くな! この刃が道を拓く!」
巨腕の一撃を受け止めた瞬間、甲冑が悲鳴のように軋み、足は膝まで土に沈んだ。
歯を食いしばり、剣を滑らせる。鱗の隙間に突き立てると、焼け爛れる肉の匂いが立ち上り、異形の絶叫が空を震わせた。
巨体は血を吐き散らしながら崩れ落ち、土を揺らす轟音が戦場を揺らす。
「やはり副団長だ!」
「女神に愛された男だ!」
喝采が響いたが、仲間の目は次第に冷え、言葉は嫉妬を帯びていた。
「……彼だけが光を引き寄せる」
「我らが祈っても、あれほどの力は降りてこない」
その囁きは、血の匂いと同じようにセラフの胸にこびりついた。
だが彼自身もまた、神の声を聞いたことはなかった。
女神の恩寵を受けていると讃えられ続けながらも、奇跡と呼ばれるものは一度も降りてきたことがない。
剣も魔法も、己の鍛錬と才覚で得たものにすぎなかった。
団員は皆、女神ルクシアを称える魔法陣を背に刻み、信仰を力に変えて戦っている。
セラフもその一人にすぎない。
恩恵が与えられないのは、ひとえに自らの信仰が足りぬからではないか――そう思わずにいられなかった。
そして、ある戦の後。
屍が山のように積み重なり、断ち切られた四肢や潰れた頭蓋から血が滲み出し、地を赤く染めていた。
灰と臓物の悪臭が風に混じり、空気そのものが腐り果てていた。
セラフは剣を突き立て、血に濡れた膝を折り、祈った。
「どうか……どうか、この者たちの魂を救い給え……」
だがその時も、返ってきたのはただの沈黙。
組んだ手は血と脂で滑り、祈りに応じる光はどこにもなかった。
背後で仲間が低く呟く。
「神は見ておられる。沈黙もまた御心だ」
その言葉は、セラフの心を鉛のように沈めた。
それでも確かに、その頃の彼はまだ――神を信じていた。
全ての始まりは、炎と血に覆われたあの村だった。
異形の魔物に襲われたその村は救うには手遅れで、せめて魔物を駆逐することしかできなかった。
剣を振るい続け、腐り爛れた魔物を斬り伏せても、焼け落ちる家屋の悲鳴は止むことがなかった。
神の沈黙が、戦場の轟音よりも重くのしかかっていた。
半ば崩れた教会へ足を踏み入れたとき――それは起きた。
黒い影が柱の影から飛びかかる。
振り返るには遅い。刃を構える前に、己の命が絶たれる未来が見えた。
だが、横合いから閃いた刃が、その異形を一息で断ち切った。
不浄の肉塊が崩れ落ち、濁った血が石畳に飛び散る。
煙と炎の間から現れたのは、戦場には似合わない一人の少女だった。
焼け焦げた空気の中で、その存在は異様なまでに鮮烈だった。
幼く見える容姿にそぐわぬ大人びた表情、血飛沫にも炎の煤にも穢れずたなびくラベンダーの髪。
その髪と同じ色をした瞳が自分を射抜いた瞬間、胸の奥に熱が迸る。
(……この少女こそが救いだ)
なぜそう感じたのか、理由はわからない。
信仰に背く思考だと、頭では理解していた。
だが理性は血潮に呑まれ、どうしようもなく心を奪われていく。
熱を抑え込むために、自らの頬を爪で裂いた。
血が流れ、痛みが焼けるように広がる。
だが、その痛みですら少女の姿を押し留めるには足りなかった。
視線を逸らすことができない。
あの瞳に宿る光が、胸を貫き続ける。
そして彼女の姿が消えて、ようやくセラフは口を開いた。
「……女神よ、あなたは私を救ってはくれないのですね」
呟きに返るのは、やはり沈黙。
女神の声はどこにもない。
心は引き裂かれ、最後の均衡が崩れた。
沈黙の神ではなく、あの少女へ信仰を捧げたい。
そのために全てを捨てても構わない。
血に染まった聖堂で、セラフは誓った。
祈りを棄て、女神を棄て、自らの生涯を一人の少女に捧げると。
その瞬間から、彼は「聖騎士」ではなくなった。
背中に刻んだ祈りの紋から女神の名を、己の皮膚ごと削り取り、その痛みすらあの少女への祈りだと錯覚した。
血と焼ける痛みに震えながらも、その行為をやめることはなかった。
仲間はその異様な行為を見て顔を背け、祈りを捨てた副団長を「背信者」と囁いた。
やがて騎士団からも距離が生まれ、英雄は孤立した男へと変わっていった。
セラフは呟く。
神に見放されたのではなく、自分が見放してやったのだと。
聖騎士としての栄光を捨て、ラベンダー色の影を追って荒野を彷徨う日々。
信仰も居場所も失ったセラフに声をかけたのは、《黒き観測者》だった。
神を否定し、理を観測する比較的新しい組織。理念などどうでもよかったが――
「……あの少女を探しているのだろう、我々もそうだ」
そう囁かれたとき、セラフは初めて顔を上げた。
彼らが示したのは、古き文献の断片だった。
灰に焼け残った羊皮紙、口伝として語り継がれてきた神話の写し。
“死を超え、不老不死を纏う魔女”――ベル。
炎の戦場で刃を振るった、幻のようなラベンダーの髪の少女。
その名が古き神話に刻まれているのを目にした瞬間、セラフの心臓は一度止まり――
(やはり……あの少女こそが救いだ)
あの戦場で見た鮮烈な姿が、単なる幻ではなく、神話にすら残された存在だと証明されたのだ。
女神を棄てた男の心に、狂気にも似た確信が根を下ろした。
同じ頃、別の組織からも誘いがあった。
禁術・禁呪の研究と実践、古代の魔法文明の遺産を追い求める者たち。
彼女の魔力や不死性を「完全な魔法生命体」のモデルとして狙っていた。
彼らの方が遥かに古い歴史と規模を誇り、得られる情報も多い。
だがセラフは即座に拒んだ。
彼らは戒律が厳しすぎて自由が利かない。
そして何より、かつてベルを捕縛し、実験の対象とした彼らを憎んでいたし、今でもその身を捕らえようとしている。
その中にいては、決してベルを手に入れることはできない。
黒き観測者にとって神の祝福を受けた存在は「処分すべき異端」だ。
ならばその狩猟の網を利用して、彼女に近づき、奪うことができる。
セラフにとって観測者の外套は、理念の象徴ではない。
ただベルを追うために纏う“仮面”だった。
そして、初めて彼女の名を知ったとき。
セラフは背中に刻まれた祈りの紋を指でなぞり、皮膚を裂いて書き換えた。
かつては「神を愛し、弱きを守り、悪を撃ち堕とす」力を与える魔法陣。
だがその文は塗り潰され、歪められ、新たにこう刻まれた。
『ベルを愛し、ベルを守るために、ベルを撃ち堕とす』
祈りは狂気へと変貌し、背に焼き付けられた紋は聖なる証ではなく、ただ一人への執着を刻む呪文陣となった。
その衝動は、時を追うごとに加速していく。
やがて初めて任務を果たした夜、観測者の幹部が小さな黒い箱を差し出した。
蓋を開けると、淡く光を帯びたラベンダー色の髪が一本、丁寧に収められていた。
その瞬間、世界は音を失った。
炎も血も、神の沈黙すらも消え去り、ただその一本の糸だけが視界を満たす。
セラフは震える指で髪を取り上げ、頬に押し当てた。
「……ベル」
掠れた声は祈りのようで、呪いのようだった。
名を呼ぶたび、熱が胸を焦がし、背に刻まれた紋が疼く。
それは女神への祈りを凌駕し、信仰を超える唯一の証だった。
セラフにとって褒美とは、彼女が確かに存在するという証明そのものだった。
その証を得るたびに、彼の理性は剥がれ落ち、狂気は深みへと沈んでいった。
褒美はそれで終わりではなかった。
任務を果たすごとに、観測者は断片を与えた。
焦げた布切れ、血に濡れた手紙の欠片、残滓のような魔力の記録。
誰にとっても無価値な屑にすぎないそれを、セラフは宝石のように抱き締めた。
ラベンダー色の髪を頬に当て、焦げた布を胸に押し当て、ひとつ手に入れるたびに涙を流した。
その涙は歓喜であり、慟哭であり、彼の狂気の証だった。
その狂気じみた姿は、やがて人々の恐怖とともに語り継がれた。
血に濡れた宝物を抱き、泣き笑いしながら歩む姿――
《慟哭ノ従者》。
その名は嘲りでもあり、畏怖でもあった。
だがセラフにとって呼称などどうでもよい。
彼が従うの、ただ一人の少女だけ。
褒美が積み重なるごとに、祈りは遠ざかり、狂気は深みへと沈んでいった。
そして現在。
焼け落ちた町の跡で、黒き観測者の外套を纏ったセラフは無言で歩く。
仲間が祈祷書を灰の中から拾い上げても、彼の視線は別のものを探していた。
灰の底、瓦礫の隙間、失われた痕跡の中に――。
(……ここには、彼女の影はないのか)
冷徹な仮面の下で、胸の奥に燃えるものはただ一つ。
《慟哭ノ従者》として恐れられる今も、セラフの歩みは少女を追い求め続けていた。
誰かの声が響いた。
延焼の被害が比較的少なかった町の長の屋敷と思われる建物からだ。
めぼしい痕跡を見つけられなかった観測者たちは、その声に導かれるように集まった。
屋敷の中は地獄だった。
床に転がる遺体は、魔物に食い散らされたように四肢が裂け、腹が穿たれていた。
腸が乾いた布のように垂れ、壁や天井には血飛沫がまだ生々しくこびりついている。
その惨状に、観測者の一人が息を呑み、言葉を失った。
セラフは沈黙のまま、足元に散らばる紙片へ視線を落とした。
煤けた灰にまみれながらも残っていたのは、見覚えのある伝承を記した古い歴史書。
“死を超え、不死を纏う少女”――ベルを思わせる記述。
さらに、半ば焼け焦げながらも判読できる文があった。
この町を訪れた“不吉な少女”を、魔物討伐の依頼を口実に危険な棲処へ向かわせる計画。
そして、偽りの魔物退治を依頼した契約書。
そこに刻まれた名と、血で押された小さな指の印。
その瞬間、胸の奥で何かが爆ぜた。
(……彼女だ。ここにいたのだ)
熱に浮かされたように手を伸ばしたとき、背後から誰かの声が落ちる。
「報告に――」
次の言葉を聞く前に、セラフの頭の中で怒りが膨れ上がった。
報告? 共有? この証は、彼女が自分へと遺した痕跡だ。
他人の手に触れられることすら、汚辱に思えた。
奪われる――その恐怖が、怒りよりも早く刃を突き動かした。
「おい、セラフ、落ち着け!」
腕を掴まれた瞬間、視界が赤く染まった。
次の刹那には剣が閃き、掴んだ手ごと斬り裂かれていた。
斬り落とされた手が床を転がり、鮮血が壁を染める。
悲鳴が上がるより早く、セラフの剣が次々と振り下ろされた。
抵抗しようとする者もいたが、その刃は容赦なく骨を砕き、声を絶やした。
「組織には、生き残った魔物に全員やられたとでも報告すればいい」
冷酷に吐き捨てながら、セラフは膝を折り、血に濡れた契約書を拾い上げた。
その指先は震え、紙に染み込んだ血を撫でるように確かめる。
「……ベル。君との再会は、誰にも邪魔させない」
恍惚とした表情で、血の印へ唇を落とす。
「世界がどう歪もうと構わない。ただ――君だけが救いだ」
血に濡れた契約書を抱きしめる姿は、救いを失った男の、痛ましいまでの想いだった。
自作の長編「Cradle 死神の祝福で不老不死になった少女が、愛と狂気の中で生きる話」の登場人物セラフに焦点を当てた短編です。
単体でも読めるように書いてみました。