監禁室
部屋から出られない
完全に外から施錠をされて
悪意のある監禁を余儀なくされた
食事の際にドアが開くことは期待できない
飲食用の窓が小さくついているから
そこから飲食物が提供されるのは目に見えている
私を恨んでいたのだろう
私があまりにも明るくて周囲に溶け込むが故に
それを見ていて面白くないと思っていたのは
容易に想像がつく
谷池は闇の住人のように暗い奴だから
私とは水と油なんだ
私の人生はここが終焉の気がする
谷池は私を解放するつもりはないだろう
私はこの小さい部屋で
半狂いになって死んでいきそうだ。