表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
99/104

帝国の乱②




帝国の反乱軍が、俺の息が掛かったラーテル男爵領へ従えと迫ってきた。

その数は1万だ。


それに対して、ラーテル男爵領の兵は2千人程だ。

その為に俺に泣きついて来た。


「ここに陣を張って待構えるぞ」


そこは見晴らしの良い草原だ。

ラーテル男爵領へ入るには、どうしても通る必要があるポイントだ。

この戦いに導入する武器には、いい条件の地形だった。


早く陣地を張って待構える為に、転送飛行機を使って何回も往復した。

ラーテル男爵の兵は、転送飛行機に驚いていた。



「あれが反乱軍か・・・」


ラーテル「そうですシンさま、このような場面で言うのもなんですが・・・シンさまの援軍は50人です。勝てるとは思いませんが」


「なにを言っている。数で戦うのでなく武器で戦う時代だ。今、設置している武器は相手にとって脅威になるはずだ」


大勢の兵に見守られながら、ちゃくちゃくと設置の準備が整った。




反乱軍が陣取った丘に対して、こっちも丘に陣取っていた。

その間には草原が広がっている。


そして反乱軍の最後通知の使者に対して「反乱軍には従わない」と突き放した。




「将軍、ラーテル男爵が断ったと使者が申してます」


「なぜだ!兵力の差を見ても分からぬのか!バカな奴だ」


「攻撃しますか?」


「当たり前だ。せっかくの兵を失うが見過ごす事はできない。ここが終わればミラーズへ向かうぞ」


「承知しました」



反乱軍が動き出した。その数は5千。

草原を突き進む反乱軍が中間点に差し掛かった。


その時に異変が起きた。

先頭を走っていた騎馬隊が、次々に倒れだした。


「なぜ騎馬隊が倒れたんだ!!」


「分かりません」


「分からないで済まされるか!!」


それはあっという間だった。


「・・・なぜだ!!向かった軍が全滅したぞーー」


今度は丘に張った陣の兵士が、勝手に出血しながら倒れだした。

倒れた兵士を貫通した物は、後方の兵士をも巻き込んだ。


「急いで撤退だ!!」


叫んでいた将軍も打ち抜かれて倒れた。

それは1時間の出来事だ。





ラーテル「なにが起きたのですか・・・あれ程の兵が一瞬で倒してしまうなんて・・・」


見守っていた兵士から、歓喜の声がもれだした。



それは2丁の風機銃だ。

最小限の魔力を使った。空気を圧縮して回転させて連続で撃ちだす風機銃。


立体映像を見ながら拡大して、狙う風機銃の為に風機銃には触らなくて済む物だ。

今回は1キロ内の戦いだ。外す事は無かった。



- - - - - - - - -



アッペン都市の城内で、緊急連絡を聞く男が居た。


「なんだと、ロゼット将軍が死んだ」


「はい、ラーテル男爵に負けて全滅したらしいです。詳しい内容は分かりませんが1時間で全滅したと生き残った兵の話です」


「詳しく調べろ」


「分かりました」


「これは大変な事になりましたな」


「誰かがラーテル男爵を助けたに違いない。それが誰なのか・・・」




もし面白ければ。

下の項目の☆☆☆☆☆でポイント応援して下さい。


良ければ5点、悪い1点でもお願いします。


気になる方は、ブックマークを付けて下さい。

書く為の応援をよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ