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商いと諜報




薄汚れた酒場なのに、なぜか客が多い。

それになんともいい匂いがする。


バーカウターまで行くと、マスターに受取っていたカードを見せた。

マスターは、奥のドアへ行けっと目で合図した。


こんな所まで来てしまった。

このまま行って大丈夫なのだろうか・・・


奥に進みドアを開けた。

廊下の壁には女が気だるそうにもたれている。


「こっちよ」


言われたまま付いて行くと、奥の突き当りでドアを開けられて「入って」と言われた。

もう入るしかない。


女が先に入って又も入るようにうながされた。

そして、入ってしまった。

女はそっとドアを閉めて、ドアにもたれ掛かかってこっちを見ていた。



丸いテーブルには、3人がすでに座っていて1人が振る向いた。


「エルモント。なぜここに居る」


「多分だが、お前と同じ理由だ」


「ロバルトさま、どうぞ座って下さい」


エルモントの隣しか空いてないので、そこに座るしかなかった。


「ここ貿易都市のライデンヒルでトップとしょうされる2人に来て頂きありがとう御座います」


「そんな前置きはいい。本題の話が聞きたい」


「それでは、先の反乱で多くの豪商が潰されました。そちらも相当の赤字を抱えているはず。それなのにのさばっているのは、帝都の豪商ばかりでここ貿易都市まで手を伸ばしている。どうですか我が商団に入って盛り返す気はありませんか?」


「なに!・・・謎だらけの商団に入れだと・・・」


「エルモント、冷静になれ。もっと詳しく話だけでも聞いてから判断しても遅くないぞ」


「そうですよ・・・1つ目は赤字の金を無利子でお貸ししましょう。2つ目は、最近流行っている魔道具をお売りしてもいいと思っています」


「いい話だが、どんな魂胆こんたんがあるのだ」


「まあ正直に話そう。帝国の転覆てんぽくを考えている。だから金も充分にあるんだよ。ないのは情報だ。それらの入手に手を貸して欲しい。君らも危険なのは分かっているつもりだ。だからこっちも証拠を残さないし、君らも証拠を残さないで欲しい。考える猶予期間ゆうよきかんは、明日の今の時間だ」


2人の額から汗がにじみ出ていた。

そして、2人の赤字金額を支払えるだけの金貨の入った袋が、丸いテーブルに載せらてゆく。

丸いテーブルに山積みにされた袋が一杯だ。

エルモントは、思わず触ってしまった。





執務室でセバスから報告を聞いていた。


「エルモントとロバルトが落ちたとミライより受けました。残すは帝都の豪商のみです」


「充分に人物を調べ尽くしてからの交渉を頼むよ。誰があっち側の敵と内通しているか分からないのだからね」


「最後にはララを使ってます。間違いなくあっち側と分かった段階で、商売が出来なくして潰してます。その後、その店はこっち側に人間が順調に繁盛させているので大丈夫です」


「それなら安心だ。金は惜しまず使え」


「かしこまりました」



今回の事で帝都以外の都市は、豪商から小さな店までも把握はあくした。

小さな店は、経営コンサルタントとして情報を仕入れて、経営のバックアップしている。


なので貴族の懐事情の、収入・資産額・金回りは全て把握している。

1つの貴族なんか豪商から借金をしまくって、豪商もアップアップの所を我らが助けた。

なのでその貴族は、こっちに落ちたような物だ。


辺ぴな貴族だから、さして帝国では気にしていないようすだ。





俺がアーモンド男爵領に入ったのは、朝早くからだ。


小さな村を3つを見て、鑑定してまわった。


集められた村民は、516人にも及んでいた。

女7で男が3の割合だ。


全てが恩恵持ちだった。


「いいか、お前らの恩恵は、諜報として特化していた。だから諜報部員として鍛えてゆく」


「そんなむちゃな・・・田畑はどうなるんだ」


「心配無用だ。こっちで手を回すから心配せずに訓練してくれ。それともこのまま田畑を続けても先は見えている。それは君らの分かっている事だ。しかし、それを改善して住み良い村にする方法が俺らにはある。だから従う事をすすめているんだ」


「あの男爵でうんざりしてるのに、あんたを信じろと言うのか、そんなバカじゃーないぞ」


「ここにアルテン商会の借金の証文があるが、それを手渡しても信じないのか・・・」


名を呼ばれて借金の証文を手渡した。

食い入るように証文を見続ける人々で一杯だ。


3つの村に、黒騎士1人が早速、田畑を管理していた。24時間体制で働き続けた。

もう慣れたもので、どんどん田畑が規則正しい田畑に変わってゆく。

たまに植物魔法のソーヤがやって来て、田畑に魔法を掛けて成長を促していた。


日が経つごとに田畑の成長がいちじるしく良かった。

それを見つつ、村民は訓練にはげんだ。



男爵家の役人が椅子に座っていた。

その前には、年若い少女が「先月の収支報告で、どれ程の金をピンはねしましたか?」


「はい、金貨5枚を懐にいれました」


「それは。1人締めですか?」


「1枚は、配下の者に手渡しました」




ここの村民は、【悪魔のマインドコントロール】程ではないが、マインドコントロールを操る人々だった。


なので尋問じんもんをさせれば、相手は嘘もつかずに正直に話してくれるのだ。

まあ、危険が無いとは言い切れないが、それでも強い戦力になるだろう。


なぜなら、マインドコントロールと隠蔽いんぺいの2つ持ちだった。

隠蔽は、存在を隠す能力で夜なら壁に張り付いていれば見過ごす程だ。

気配や匂いや音までも、消し去る能力だった。




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