アンデッドの大量発生
俺らは、魔の森の深くまで討伐する為に、挨拶をする為だけにブレーメン国へやって来た。
それなのに騒がしく、誰も迎えるようすが無いぞ。
もうどうなっているんだ。
「おい!!なにかあったのか」
「あ、これは気付きませんでした。どうも奥地でアンデッドが大量に発生して、こっちに向かって来ているそうです」
「なんだと、アンデッドが!! 俺らが調べてみよう。女王にはそう知らせてくれ」
「どうかよろしくお願いします」
必死に頭を下げていた。
「行くぞ!!」
黒騎士100人を乗せたミドリバチは、一斉に飛び立った。
「いいか広範囲に飛んで、見つけたら知らせろ」
そして、俺は念話でドラゴンと黒騎士とハチたちを呼び寄せた。
「何・・・2万を超す魔物のアンデッドだと・・・もしかして新たな魔王か・・・」
もう待っていられない。
「シルバード、飛べ」
空ではバトルが行なわれていた。
遠くからでも圧倒的な数の敵だ。
それでも無双していた。
俺がたどり着いた時には、半数以上が敵側が倒されていた。
こっちには被害はない。
シルバードが風魔法の竜巻を複数も発生させて、敵側に放った。
竜巻はぶつかり合い、向こうアンデッドは一瞬で粉々にしってしまった。
残り20の大型コウモリのアンデッドは、黒騎士によって粉々にされた。
俺は急いで下を見た。粉々な骨が光りだして再生の最中だ。
「全員突撃だ」
ミドリバチは急降下してゆく。
地上近くでは、黒騎士が飛び降りた。
そのまま地上戦が始まった。
地上には様々な魔物のアンデッドが居た。
大型熊に黒騎士が肩からぶつかって、アンデッドを壊した。
俺は巨大なハンマーを1つを取り出して、でかい黒騎士を呼び寄せて手渡した。
そいつは、ハンマーでアンデッドを叩き潰した。その衝撃で複数のアンデッドが飛ばされた。
飛ばされて動けないのに更にハンマーが襲った。
もう粉々で風が吹けば飛ばされる程だ。
その時についに発見した。
「成る程な。奴が死霊術を使っているのか、あんなゴブリンが死霊術を使うなんて・・・しかし、攻略方法は物語で知っている。アンデッドを壊して壊して、奴の魔力を使い果たせばいいはずだ」
そんな時だ。
我が領のアンデッド軍団がやって来た。
数では負けているが、これで勝ちが見えた。
「もっともっと粉々に壊せ!!」
まさに相手のアンデッドは弱すぎた。
防御も弱いし、数を活かしきれていない。
もう味方の何体は光ってステータスアップをしたぞ。
向こうのアンデッドも粉々の骨を光らせて、復活しているが復活の数が間に合わない。
徐々に数を減らす一方だ。
『なぜ邪魔をする。それにお前は誰だ!』
奴からコンタクトしてきた。
「俺は、ここから遠くに領土を構えるシンだ。どうだ俺の手下にならないか、お前には勝ち目は無い」
きっぱりと相手の負けを言い渡した。
『俺は負けない。こんな事で負けてたまるか!!』
俺は奴を仕留めると決めた。
配下のアンデッドには念話でしっかりと命令を下した。
「奴に手出しをするな!!」
俺は地面を蹴った。
進む先の邪魔をするアンデッドは、風銃の衝撃波で粉々にしてやった。
何処からか巨大なアンデッドが現れた。
連続モードにして、撃ち続けた。
足が粉々に破壊されてバランスを崩した。
次は胴体だ。「バリン、バラ、パラ」と大きく砕いた。
続けざまに頭も破壊尽くした。
粉々になった地面の上をひたすら走った。
奴は目の前だ。
『やめてくれーー』
「もう遅いぞ!!」
風銃のグリップで思い切り頭をぶん殴った。
奴の頭は遠くまで飛んで、転がっていった。
体が熱い。そして光った。
死霊術がアップした瞬間だ。
軽く10万ものアンデッドを従える。
そんな知識が浮かんだ。
そして奴の配下のアンデッドが5000以上が、俺の配下となった。
「奴の本拠地へ案内しろ」
これが奴の本拠地か・・・
周りの森は、静まり返っていた。
魔物の気配が一切しない。死の森だ。
そんな森の中で穴を見付けた。
その穴に足を踏み入れた。
ダンジョンのように迷路になっていた。
高さ3メートル、横も3メートルだ。
ここも光ゴケが周りを照らしいる。
ポチャンと滴が落ちた。
あ、何かがある。
床の1つを風銃の銃口でついた。
ビュウッと目の前を矢が通過した。
簡単な罠だ。
今度は落とし穴か・・・踏んだ瞬間に下に真っ逆さまだ。
そして下には鋭い槍が無数に待ち構えていた。
2メートル先にジャンプした。これで落とし穴を回避だ。
魔物は一切出てこない。
しばらく歩き続けた。
なんだ、もう終わりか・・・これは隠し部屋か・・・軽く押すと開いた。
台座には古びた本があった。
もう魔力は感じない本だ。
触った瞬間に崩れて原型を留めてなかった。
なんとなくだが、この本が奴を死霊術士に変えたような気がした。
ブレーメン国へアンデッドを全滅させた事を報告した。
女王からお礼に、エリクサーの材料を大量にもらった。
またもやエリクサー作りが出来る。
材料から逆算して、40本は作れそうだ。
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