ゴブリン
ミラーは、キルソードを使って盾がわりにして、ゴブリンが打ち出す火球を防いでいた。
その火球に混じって矢も放たれていた。
キルソードが、カンカンカンと矢を弾いている。
そしてキルソードは、炎に包まれた。しかし一振りして消し去った。
黒騎士は【爆斬波】を前方に放ち、雨のように降り注ぐ矢を防いでいた。
その黒騎士を、俺はバクザと命名した。
そして何度も【爆斬波】を発生させて突き進んだ。
あの黒シーフをカゲと呼ぶようになって、そのカゲがゴブリンアーチャーを背後から襲い掛かった。
一瞬のスキを付いた攻撃だ。
まさか背後から襲われるとは、思ってもみなかったようで20人近くが一瞬で倒された。
その横のゴブリンマジシャンを襲い掛かったが、ゴブリンタンク5人が駆け寄ってカゲの攻撃を大盾で防ぎ切った。
俺は、ゴブリンタンクが抜けた穴に向かって、雷弾を連続で撃ち放った。
3人、5人、4人とゴブリンマジシャンを一気に葬った。
あのマジシャンは、火魔法と水魔法のマジシャンだ。
俺の前には、【絶空間】が展開されて矢を防いだ。
その黒騎士をゼツと呼ぶようにした。
このゼツは、水魔法の水球も【絶空間】に入った瞬間に消滅させていた。
どんなからくりが有るのか、俺には分かっていた。
ゼツは、剣に魔力を煉り込んで、空中に放って障壁を展開していたのだ。
その魔力が水球を打ち消していた。
逃げ回って攻撃数を減らしていた青バチが反撃に出た。
低空で飛び回って、次々にゴブリンファイターを切って倒していた。
そしてゴブリンリーダーの胸に、あの毒針を刺して毒で仕留めた。
硬そうな鎧を着込んでいたが、青バチの針には適わなかった。
リーダーが死んだ事で、急に連携がおかしくなって、数分でゴブリンたちを倒し切った。
待ち伏せにあったのは、広い空間だった。
その空間に、障害物のように石柱が何十本も建っていた。
そこから急にゴブリンが現れて襲って来たのだ。
その数は80人以上だ。
ブラックウルフやレッドウルフより性質が悪いとゴブリンだった。
あんな連携をして、攻撃してくるとは思いもしなかった。
そして、広い空間の奥に又も通路が続いている。
その通路に頭を突っ込んだ青バチが、『だれも、いないよー』と言ってきた。
「そうか、いないのか。皆、先に進むぞ」
青バチが先頭に、天井に張り付いて進んで行った。
長い通路を進んで、又も広い空間が広がっている。
今度はだまされないぞ。又も待ち伏せしているに違いない。
「カゲ、密かに敵を調べられるか?」
『望みなら、すぐに調べて参ります』と言い終わった瞬間に消えていた。
そして数分で戻って来た。
『ゴブリンマジシャン15人とゴブリンアーチャー25人が奥に控えていて、それを守るようにゴブリンタンク20人やゴブリンファイター30人とゴブリンリーダーがいました』
俺は、作戦を練った。
「青バチは、前回どうように飛び回って敵の注意を引き付けろ。その間にカゲがゴブリンリーダーを倒せ、そしてマジシャンとアーチャーを倒せ。ミラーと黒騎士は守りつつ前進して倒せ。分かったら開始だ!」
その途端に青バチは飛んで行って、空中を好きなように飛び回っていた。
ゴブリンアーチャーが矢を放ってもかすりもしない。
ミラーも黒騎士も飛び出た。
俺はここに待機しながら、雷銃で狙いを定めて撃っていた。
飛び出したゴブリンファイターに命中して倒した。
すぐに銃口を隣のゴブリンタンクに向けた。
大盾からはみ出した頭部を狙って撃った。当たった瞬間にゴブリンタンクは後方に倒れた。
「ギャーァ」と突然に悲鳴が響いた。
多分、ゴブリンリーダーの悲鳴だろう。
どんな残虐な殺しをしたら、あんな悲鳴を上げるのだろう。
その悲鳴を合図に、青バチが無双するようにゴブリンの中を暴れまくった。
ゴブリンマジシャンが遊撃しようと手をかざしたが、ゴブリンマジシャンの影から黒ナイフによって首を切られていた。
その影から無数にナイフが飛び出して、無数のゴブリンマジシャンが倒れた。
ミラーもゴブリンとぶつかり戦闘が始まった。
ゴブリンタンクの大盾ごと斬り倒していた。
その衝撃で後方に居た、ゴブリンタンクが3人も吹き飛ばされた。
向こうでは、【爆斬波】の音が轟ろいている。
その度に無数の手足が吹飛んでいた。
その爆発音は、更に回数を増やして、無数のバラバラな死体を増やしていた。
ゼツが最後のゴブリンファイターを真っ二つにした。
それが最後に、あのうるさい戦いの場が静まり返っている。
俺は手をかざしながら魔石を回収して行った。
そして、1個2個と魔石を吸収していた。
ゴブリンの魔石には特徴があったのだ。
ゴブリンマジシャンから取れた魔石は、INTポイントを増やす特徴があった。
1回目は、1個で1ポイント増えた。
喜んだ俺は、魔石を消費した。
しかし、そんな上手い話ではなかった。
2回目は、魔石を2個も消費して1ポイントだ。
次は4個と倍倍に増えていった。
今は、INTが4ポイントも増えている。次回は32個も魔石が必要だ。
それ以外の魔石も同様だった。
ゴブリンアーチャーは、DEXが増えて俺が全て消費した。
ゴブリンファイターの魔石は、STRでミラーとバクザとゼツに均等に分け与えた。
ゴブリンタンクは、DEFだ。なのでカゲと青バチに均等に分け与えた。
そしてゴブリンリーダーの魔石は、任意のステータスを選ぶ事ができた。
なので俺は、VITを上げて少しでも生命力を上げて、生き延びる選択をした。
VITが上がって、HPが2も増えていた。
もし面白ければ。
下の項目の☆☆☆☆☆でポイント応援して下さい。
良ければ5点、悪い1点でもお願いします。
気になる方は、ブックマークを付けて下さい。
書く為の応援をよろしくお願いします。




