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スライム




旧屋敷が完成した。

伸ばし伸ばしにしていたが、住民の家などが完成して暇をみて土木隊がつくり変えてくれた。


この屋敷は、帝国の要人を迎える場に活躍するはずだ。

部屋の1つ1つには、魔道盗聴機が仕掛けられている。

これもブレーメン国から仕入れた知識の魔道具だ。


音を録音できて、別室でそのまま聞けたりも出来る仕掛けだ。


別の方法で画像録画も出来るのだが、特別な魔物の魔石が必要でまだ手に入っていない。

今後討伐して手に入れる予定だ。


「どうですか、あまり凝った装飾は言われた通りにしてませんが・・・これで良かったですか?」


「これぐらいでいいだろう。下手に装飾を凝った物にすると、こっちの懐具合を見られるからな・・・」


「そんなものですかーー。しかし普通の家庭に引き込んだ水道も設置しなくていいのですか?」


「ああ、設置しなくていいよ。そんな便利な物があれば疑ってくる連中だから仕方ないよ」


「領主さまも、苦労しますね」


そんな言葉を残して、土木隊は新たな水道設置に向けて村へ行ってしまった。

村が済めば、全地域が水道が通った事になる。

勿論、下水も忘れずに設置している。


汚れた水は集められて、魔道浄化できれいな水にして海に流していた。




庭に植えられた草花に、井戸から汲んだ水を与えていると討伐隊のサラス隊長と数名の隊員の姿が見えてきた。

なぜか急いでいるようだ。


「シンさま、あっちこっち探しました」


「サラス、急いでいるようだが何かあったのか?」


「大変な物を見つけてしまいました。地下ダンジョンを発見したのです。帝国のダンジョンより強い魔物が地下1階にうごめいています」


「そんなに強い魔物なのか・・・具体的に何が強い」


「シンさまが作られた剣や槍が、溶かされてしまいました」


「なんだと・・・普通の剣だが、帝国の剣よりずば抜けていい剣だ。それを溶かされたと・・・」


さやから抜かれた剣を見せられた。

剣が腐食ふしょくして崩れていた。もう使い物にならない。


「どんな魔物だ」


「それが水のかたまりのようにぷよぷよした魔物です。透明だったせいで天井に居たのに気付けなく、落下して兵士1名を襲い腕を溶かしてしまったのです。その溶かす早さは、凄い勢いでした」


それは周りの兵士たちの顔を見ても、嘘はないようだ。





ミドリバチにまたがった黒騎士を引き連れて、ダンジョンへ向かって飛んで行った。


「あそこです。あの巨木の下に穴が開いていたのです」


言われるまま巨木の下に向かった。

目の前には、ぽっかりと大きな穴が開いている。

これがダンジョンの穴なのか・・・初めて見た。


30体の黒騎士を連れて来たが、穴の大きさから6人ぐらいでないと戦えない大きさだ。


「ミラー、2人の黒騎士と黒シーフを1人を選べ」


ミラーはてきぱきと黒騎士と黒シーフを選んだ。

その選ばれた奴らは、知能が抜群で戦闘に優れていた。


俺が乗ってきた青バチに、念話で天井に張り付いて魔物を見つろと伝えた。

カサコソと動き出して、天井に張り付いていた。


「俺らはこのまま出発するから、サラス隊長はここを守ってくれ!」


「分かりました。シンさま」サラス隊長は、心配そうに見送り続けた。



階段を下りると、10メートル四方の空間があった。

その奥に扉が閉まっていた。

俺が手をそえた瞬間に、ゆっくりと勝手に開いた。


「中に入るぞ。魔物に注意しろ」


ピチャ、ピチャと雫が落ちていた。薄暗い迷宮だ。

しかし、まったく見えない暗さでなかった。

所々に自生していた光ゴケが、淡く照らしていて通路を奥までなんとなく照らしていた。


これなら魔道照明もいらないな。


俺は、亜空間袋から雷銃を取り出した。

雷銃を構えて、ジロリと天井を見ていた。あの天井に張り付いているのか・・・


青バチは頭部を、きょろきょろと動かしては、魔物を探している。


「え!見つけたのか・・・何処だ!」


言われるままに、天井奥を睨みつけた。



スライム


HP10

MP10


STR5 VIT10★

DEF5 INT5

DEX5 AGI5


弱点:雷



しめた。雷系が弱点だ。

早速、雷銃で狙いをさだめた。そして引き金をゆっくりと引いた。


撃ち出された雷弾は、見事に命中してスライムははじけた。

地面に飛散した液が、地面を腐食している。


なんだかすっぱい匂いがしてきた。

酸によって溶かされた事に間違いない。

困ったなーー・・・折角の鎧や武器が、酸によって弱点を晒すことになった。


これは、どうにかしないといけないぞ。



キラリと光る魔石があった。


スライムの魔石


特徴:酸に強い


なんだ、今までの表示にはなになにの魔石だったのに、特徴て・・・

この魔石を使ってコーティングすれば、酸にも勝てるのか・・・ならばやってやる。



魔石に錬金術を施した。

じわじわと魔石が蒸発するように消えてゆき、青バチにまとわり付いた。


鑑定で、青バチの表面にうっすらとコーティングされていた。

後は、効果を試すしかない。


「青バチ、今度は見つけたらやっつけろ」


「カチカチ」と音がして、『わかった』と返事が返ってきた。



青バチは、ブーンと飛んでスライムを襲っていた。

スライムも反撃していたが、青バチを溶かす事が出来ないでいる。

とうとう噛み切られて、スライムは飛散してしまった。



ひろった魔石で今度は、ミラーにコーティングを施した。

あのキルソードにもコーティングが完了した。


「ミラー、今度から攻撃してもいいぞ」


『おおせのままに退治しますぞ』


そう言って、駆け出して天井にキルソードを2度振りしていた。


地面には、魔石が2個も転がっていた。


「じゃんじゃんここで討伐するぞ」




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