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青龍ガルバ




目の前の作業場に、亜空間拡大の魔法陣を設置して魔石をはめ込んだ。


魔法陣は、輝き続けた。


その輝きに同調するように、徐々に作業場が拡大してしまう光景は圧巻だ。

こんな便利な物なら早く知っておきたかった。


輝きが止まると、拡大がようやく止まった。

亜空間拡大魔法で拡大した作業場は、パワーアップを施したので広々としていた。


あの造船場が3倍になった程の大きさだ。

ちょっとやり過ぎた感もあったが、最初にしては大成功だ。

初めての拡大魔法陣だったが、案外簡単に出来てしまった。

俺の知っている、錬金術の粋



広大な場所が出来たので、次の作業をするか・・・


邪龍ガルバートの遺体を、亜空間袋から取り出した。

「ベロンッ」と出てきた邪龍ガルバートは、見事な大きさだ。



あの倒したばかりの邪龍ガルバートが、そのままの状態で横たわっていた。


「さあビアン、ドラゴンの体内の毒を無効化してくれ」


ちょっと強張ったビアンが、「分かりました」と言ってキュアを何度も唱えていた。

そして肩を落として疲れたように「終わりました」と息を切らしながら言って来た。


「ご苦労だったな、これを飲むといい。疲労回復の薬だ」



ブレーメン国で知った疲労回復の薬だ。


そしてビアンは、恐る恐る飲んだ。

パット明るくなったビアンが居た。


「凄い薬ですね。薬学所にいつ入荷されますか・・・」


「まだまだ色々な薬を作る予定だから、遅くなるかもしれないな」


「そうですか・・・少し残念です」


これでドラゴンの血が使えるようになった。

ドラゴンの貴重な血を取り出す為に、でかい針を首に刺した。

吸引機のスイッチをプチッと入れた。


透明なパイプに、勢いよく血が流れだした。20分で全て血を残らず吸取った。

ガラスの容器に、3つも満杯になっていた。


「その容器を冷蔵庫に入れておけーー。残りの黒騎士は解体を始めろ」


容器を運ぶ黒騎士は、壊さないように慎重に取り扱っていた。

残りの黒騎士は、でかい解体用のナイフを使って器用に解体を始めだした。


ウロコを1枚1枚剥ぎ取っていた。

このウロコが高値で売れるのだ。

特にブッダ国では、1枚で物凄い高値だとリアンの情報だった。


なんでも幸福を運ぶアイテムだと信じられていた。

なので国王は、2枚を所持していて、1枚を公開して国民の支持を受けているらしい。

なんでも食人植物の魔よけらしい。



切られた肉も冷蔵庫へ運ばれた。心臓や目や爪や皮までも、冷蔵庫行だ。


残った骨と魔石に向かって、死霊術を施した。

骨や魔石が光だして動き出した。

4本足で立上がった邪龍ガルバートが、そこに居た。


『主、わたしに名を下さい』


コイツも知能が有るみたいだ。


「分かった。邪龍ガルバートは長いから短くして・・・お前はガルバだ」


『ありがたき幸せです』


お!ガルバが感謝している。


「ガルバ、大人しくしていろ。今からガルバ用の鎧作成をするからな、動かずにジーとしていろ」



そのガルバに、出来立ても合金をベタベタと貼り付けた。


「黒騎士、金属が足りないぞ。もっとじゃんじゃん運んで来い」


運ばれた金属に、錬金術で合金に変えて貼り付けた。

完成した鎧に、青い塗料を黒騎士が塗る出した。

体中に青い塗料を付けながら、黒騎士は頑張って塗るたくった。


見事に青いドラゴンが完成した。


そんなドラゴンを見てビアンは、「青い龍だから、青龍ガルバですね」


青龍ガルバか、なんかいい感じだ。




そんな中で、作業場の扉が開かれて大勢に人が入ってきた。


「領主さま、時間になっても来なかったので、来ました」


入って来たのは、魔道具工房のメンバーだった。それも全員が揃っていた。


「ああ、すっかり忘れてた。すまない」


「わたしたちもそうだと思ったので、セバスさまに聞いて来ました。それが新しく入ったドラゴンですか・・・」


メンバーは、驚き顔で青龍ガルバを見てた。




ようやく落ち着いたメンバーに向かって言い放った。


「資料と実物を見てどうだ」


俺は、新しく仕入れた魔法陣の効果を書いた資料と実物を、メンバーに手渡していた。

それを使って商品開発をする積もりだった。


「はい、全員が資料を読み実物も見ました。その中の魔道照明は、光量も明るく帝国の物より優れていることが分かりました。あれなら同じ値段に設定しても売れるでしょう」


「わたしは、魔道モターが気になります。小型なのに回転する動力に注目がいきますね」


「それは、なぜだ」


「回転数を容易に変えられて、パワー調整も容易な点ですね。水車を使っての麦やトウモロコシの石臼いしうすで粉砕のあれなら各家庭に水を簡単に配給出来るのでと考えてます」


「具体的にどうする積もりだ」


「回転力で水をパイプで送り出す方法が考えられます。家庭内のスイッチを押せば水がジャーと出る感じです」


「それは便利だな、その案は採用だ。すぐにやっれくれ」


「かしこまりました。すぐに開始します」



そして色々な案が出されて、開発が始まった。



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