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クチャの成長




リアン・ポーは、1週間もの間も魔力を吸収され続けた。

そしてようやくあの種は、発芽した。

その発芽して間もないのに、小さなつぼみがついていた。


そのつぼみが、リアン・ポーをジーと見てた。


そして動き出した。リアンに向かって・・・

初めての一歩は、恐る恐る出されて根がぷるぷると震えた一歩だった。

少しガクッとなったがリアンに抱きついた。


リアンは優しく撫でていた。


そして、生えたての根で元気に歩きだしたのだ。



1時間も経った頃だ。

もう慣れたのか、あの生えた根を4本も自由に使って歩き回っていた。

そして可愛らしい葉で、手のように使ってリアンからもらった肉を、小さな歯が無数もある花のようなものでクチャクチャと食っていた。

あのつぼみだった物が、花咲いていた。


「あんたはクチャクチャと食べるから、名前はクチャね。分かった。うふふふ、可愛い手を振ってる」


クチャの首なのかわからない部分に首輪を付けて、長いロープで結んでリールのよにして手に持っていた。

少しでも目を離そうものなら、タタタタと歩いてしまうからだ。




2日目


わたしの顔をぺしぺしと叩く者がいた。

目覚めた時に、ガバッと起きて誰だと探したのに誰も居なかった。

気のせいなのか・・・

わたしの家に泥棒が入ったのかと勘違いなのか・・・



目の前のベッド下に、クチャが居た。

50センチ程に成長だ。え!そんなに成長が早いの・・・


朝の朝食も、わたしと同じ量の物を平気に食べてた。

スープは、花から出た細いものでチュウチュウと吸ってる。


パンも大きく花を開いて一口で食ってた。


あの卵のようなカラは、2倍に成長していたが、食った量と体の大きさが全然合わない。



仕事に出かようとすると「え!一緒に行きたいの、仕方ないわね」

結局、背中のバッグの中で1日中一緒に働いてしまった。


植物たちに、わたしの植物魔法の【成長の祝福】を掛けるだけなのにクチャは喜んでた。


昼の食事も、農業舎で皆が見てる中でクチャも同じように食事をしてた。


「ねえリアン、この子に私のおかずを上げてもいい」


「クチャ、まだ食べれる。そうなのまだ余裕なの・・・まだ食べれるって」


「本当に食べてる」


そうなると女性陣は黙ってなかった。

次々におかずを手に食べさせていた。どれ程食うのかと思う程に食っても変わらないままだった。


あああ、この子は食いしん坊なんだから・・・




3日目


又もぺたぺたと叩かれて起きた。

なんと1メートルまでに成長してた。


「え!首輪を外して欲しいの、あっちこっちに勝手に行かないと約束したら外して上げる。そう約束するのね、じゃあ外して上げる」


そしてクチャは、魔の森の魔物を食いたいとお願いしてきた。

わたしの一存ではどうにも出来ない。

わたしは、魔の森に入った事がなかった。



クチャを連れて職場に急いだ。職場の上司のシノーさまに、ああだこうだと相談した。


「任せておけーー」と大きな声で言って、駆け出して居なくなってた。




そんなに時間も掛かかってないのに、10人の兵士をシノーさまは連れてきた。


「リアン!この人たちは討伐隊の面々だから、魔の森も大丈夫だ。頑張って行って来い!」


「お言葉に甘えさせてもらいます」


丁寧にお辞儀をした。

そんなわたしの足にクチャが抱き付いてきた。


「何、うれしいの」


「その子がそうなのか、今日は頼むぞ」


「え!分かったと言ってます」




クチャは、ブラックウルフに出会うと一瞬で誘惑してしまい。

ブラックウルフはただジーと動かない状態だ。


「なんだ、どうなっている」


タタタタタと走って口を開けて、細いものを突き刺してチュウチュうと吸取った。

干からびて倒れたブラックウルフを、足の根が胴体を引き裂いて魔石を取り出して口の中へ・・・「バリボリ、バリボリ」と食ってしまった。


そして淡く光った。その姿は1.5メートルまで成長していた。


「もう大きくなってるぞ。これだと俺たちの出番がないな」


「あれは斥候せっこうの1体だ、すぐに団体が来るから注意しろ」


遠くからガサゴソと音がして、一斉にブラックウルフが飛び出してきた。

その数は30体。


クチャは、リアンに寄り添っていた。

そして手前で大ジャンプしたブラックウルフを、急に伸びた無数のツタが10体を捕まえた。

そのまま1体1体を大きくなった口が捕食していた。


「クチャ、クチャ、クチャ」と10体を食ってしまった。


そして、2メートルまで成長。


「え、わたしより大きくなってる」


リアンが呆れて見てる中、兵士もブラックウルフの斬り倒していた。


弓の早業で、ブラックウルフの右目を貫通して1体を倒して、横に居たもう1体の左目を貫通して倒した。


大きな斧で、脳天をカチ割った者もいた。


中には接近して抱き付いて、首をへし折った者もいた。


そして残りの20体を仕留めていた。




「世話を焼かせやがって、それにしてもあのチビがあんなに成長してどうなってるんだ」


「さあ・・・俺らには分からん。領主さまはこれが狙いだったのか・・・」



そして、魔の森から帰った時には3メートルまで成長していた。




4日目


クチャを連れて職場に行くと、シノーさまが待っていた。


「リアン!これが単独で魔の森へ行ける許可書だ。好きな時に魔の森へ行っていいぞ。頑張ったな偉いぞ」


「はい、頑張ります」


しかし今日は、クチャの要望で仕事場で【成長の祝福】を掛け続けた。

それを付いて回るクチャは、よろこんでいた。


何故ならクチャにも【成長の祝福】が影響していたからだ。




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