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リヴァイアサン復活




ローラン号は、商人ロゲルを乗せて又も出航してしまった。

しかし、植物魔法を使う魔術士リアン・ポーも同行している。

リアン・ポーは中々の逸材だ。

きっと成功させて戻って来るはずだ。



なんでもブッダ国は、香辛料の原料の生産地で。

多種多様の香辛料が揃っている。

その香辛料が手に入ったなら・・・帝国で、高い値で売れるだろう。

特にブッダ産は、品質と香りがいいので高級品とされている。


そして植物も豊富で色々なものが、育っていると聞いている。

リアンが行けば、色々な種が手に入って、こっちでも栽培できると睨んだ。

そして大発見もする可能は大いにあり得る話だ。

その専門的な知識で何かしてくれる予感がする。



往復で2日、1日で種を買い漁る予定で、念の為に1日の予備日を許している。

船長には、くれぐれもリアンを守るように言っている。

元々が軍人だから大丈夫だと思う。


リアンには、携帯の雷銃を腰に装備させている。

撃ち方も、中腰で素早く抜いて撃てと教えた。


イザ危険が迫ったら躊躇ちゅうちょなく撃てと言ったから大丈夫だ。



商人ロゲルは、我が領の鍛冶屋が作った武器を大量に仕入れて、ブッダ国に売るみたいだ。

ブッダ国はまだ青銅の剣を使っているらしい。

鉄の武器なら飛ぶように売れるとロゲルは自慢している。


しかし、この事は秘密だ。

何故なら帝国は、海外への武器販売が禁止だった。

だから儲け話があっても売れなかった。

もし見つかれば、問答無用でその場で切り捨てられる。

そんな権限が兵士や役人は与えられていた。

そんな厳しい法が帝国にはあった。




俺は、がらんとなった造船場に居た。


早速ロゲルの置き土産に取り掛かった。

造船場に山積みにされて放置されたリヴァイアサンの骨と、魔石に向かって死霊術を施してた。


リヴァイアサンは、本の中の生き物で見た事が無いが。

わくわくしながらアンデットになるのを見てた。



骨の山積みがガサゴソと動いた。

そして1つ1つが空中に浮いて1つ1つがつながろうとしている。

そしてつながった瞬間に、ポワンッと光、つながったことを示した。


ばらばらだった骨が、ながい形になろうとしている。


頭の目の空洞は、淡い青に光っていた。

造船場に広がってリヴァイアサンの全長がついに完成。


この造船場は、ローラン号が4隻も収納出来るほどの奥行きがあったのに・・・

リヴァイアサンによって奥まで一杯だ。

本当に亜空間が無かったら、運べてこれなかったろう。


心臓部なのだろう。赤、赤と輝く魔石が輝いていた。

ただ、骨だらけのリヴァイアサンだ。

スッカスカの蛇腹だ。迫力に欠けている。


やはり俺のオーダーメイドのよろいがないとダメだ。



リヴァイアサン


HP800

MP300


STR28★ VIT28★

DEF29★ INT15

DEX25★ AGI12


魔法

火魔法




リヴァイアサンがなにか言っている。


『主人、海へ・・・・・・入れてくれ』


「ちょっと待て、お前用に鎧を作るまで待て」


『わかりま・・・した』なんだ、大人しく従ってくれるのか・・・


ちょっと日が経ったから抵抗でもするかと思ったのに・・・

こんな強い魔物は意思が強いのが定番だ。

ドラゴンに死霊術を施した時でさえ、俺はくじけそうになった経験があったからだ。



そんなリヴァイアサンの為に、海水に浸かっても大丈夫な金属はオリハルコンしかない。


リヴァイアサンを解体した時の血を、船長は取って置いてくれた。

大半が商人ロゲルによって売られたが、少しだけ冷蔵庫に隠してたらしい。

その血も混ぜてみよう。


前回と同様に金属に血など混ぜて、ぐっちゃぐちゃに混ぜ合わせて、ピカッと光って完成。


今度は、強靭な鎧のようなウロコで仕上げてみせるぞ。


リヴァイアサンの1枚だけ残ったウロコを手本にイメージする。

出来上がったウロコは、1枚1枚が切れ味鋭い物になって、見本以上のウロコだ。


そして手足のようなひれも、鍵爪のような骨に薄く延ばしたオリハルコンを貼り付けた。

生前のリヴァイアサンの顔なんか俺は知らない。

もう想像で作るしかない。


出来上がった顔は、禍々《まがまが》しい顔になってしまった。

まあ恐怖を与える魔物だ。これぐらいの凶悪な顔でいい。



俺は階段を駆け上がった。全体まで見えないが迫力はある。

目の前の注水ボタンを「タン」と押した。

注水口から一斉に海水が流れ込んだ。


リヴァイアサンが「ピシャピチャ」と喜んで体をくねらせた。

海の水位になったので、ツマミを【開】へ回した。徐々に絶壁門が開らいてゆく。


開きった途端に、体をくねらせて造船場から滑るように湾へ潜った。


「リヴァイアサン、この辺を徘徊しろ。魔物が居たら襲ってもいいぞ。しかしローラン号は襲うな。お前はローラン号に負けたことは知っているな、だから手出しするな」


『分かり申した』と言うと湾の外へ出た。

そして活きよいよく海から跳ねてキラキラと光る全長を見せた。

それは七色に輝くものだった。


そして1軒の家ぐらいの魚をくわえて、又も飛跳ねていた。


あんな魚が居たんだ。

あれだと何人前の魚料理になるんだ。100人はくだらないか・・・



突然リヴァイアサンが湾に入ってきた。

何か忘れ物か・・・そんな物は無いはずだ。

岸壁まで来たヴァイアサンが「プイッ」と吐き出した。


あ、あの大きな魚だ。


『主人が、魚が欲しそうにしてたので、生きたまま取ってきました。どうぞ召し上がって下さい』


なんと礼儀ただしい奴だ。

多分、人を多く食って知識が付いたのだろう。

そんな事が本にも書かれていた。



俺は、腰にたずさえていた剣で、魚に向かって活け締めした。

切った所から血が勢いよく噴出して、俺はひらりと避けた。


危なかった。全身血だらけに為る所だった。



魚の活け締めは、魚の鮮度を保つ方法だ。たしかこれも本に書かれていた。


知らない間に、住民が集まりだした。


「おかあさん、大きなお魚さんだよ」


「本当に大きな魚だね」


なんだその手に持った鍋は、仕方ないこんな大きな魚だ。

配ってやるか、テキパキとさばいて鍋に入れてやる。

じゃんじゃん集まった。

もうどうにでもなれって気分だ。鍋へどんどん入れてやった。


あああ、骨と魔石だけになった。


そして誰も居無い。


仕方ない、骨に向かって死霊術を施した。

蘇った大魚は、プヨッンと跳ねて海へ・・・

のぞくと白い骨がスイスイと泳いでいるではないか。

まあいいか・・・好きなようにしろ。



「ピチャ」と海面から飛び出して「チャポン」と海へ帰った。

それがお前の返事か・・・





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