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呪い魔法




アシランが、帝国へ行く前にあいさつをしに来ていた。

俺が行く前に来るように言いつけたからだ。


「アシラン、帝国も大変だが頑張ってくれ。今はなによりも情報が欲しい。これは徹夜てつやで作ったものだ。魔道通話と言う物で遠くに居ても話せるようになっている。このフタを開けて魔石をはめ込むと話せるようになるんだ。もう話すことが出来るぞ。ほら話してみろ」


「え~と、アシランです聞こえてますか・・・」


『聞こえてます。アシランさま、薬学所は帰って来るまで守ってみせます』


「もしかして、ロレンか何処に居るんだ」


『薬学所で、朝早くから働いてます』


「しっかり守ってくれよ」



「シン様、なぜこれをわたしに・・・」


「情報が入っても、早くこっちに伝わらなければ、折角の情報が意味をなさないからな。この携帯時計を受取っていけ。2人で相談して1日1回は決められた時間に連絡するように、安否確認の意味もあるから忘れないようにな。それと帝国まで通話は出来ると思うが、確認できてないのでつながらなかったら諦めてくれ」


少々無責任な言い方だが仕方ない。

急遽きゅうきょ、あの古い本に書かれた魔道具の1つを作ったから、確認やパワーアップもしないまま本と同じ物を作った。

どうか帝国からでも通話が出来て欲しいものだ。


「もう時間もないので行ってきます」


「頑張って、情報を集めてくれ」


ああ、行ってしまった。アシランのことが上手くやってくれるだろう。




目の前には、もじもじとした女が居た。

昨日やってきた人々で恩恵を受けた人たちの面接をしている。

有能ならすぐに雇い入れて、働いてもらう為だ。

それにしても、なんなんだこの女は・・・



人が一挙いっきょに増えたせいで、少なからず問題が発生。

食料問題もあるが住む家が先決問題だ。建てる必要があって数ヶ月はかかるな・・・。

未開発の土地はまだまだあるので、その土地を開拓してもらいたいのが本音だ。

黒騎士にも半数を割けばいいだろう。


「わたしは15歳のマイヤ・スーです。わたしが今年の鑑定の儀式てたまわったのは、土魔法です」


やっと話し出した。恥ずかしがるのもいい加減にして欲しい。



マイヤ・スー


HP10

MP15


STR3   VIT4

DEF3   INT6★★

DEX3   AGI3


魔法

土魔法 (未)呪い魔法

 


恩恵を聞いて、鑑定をした。

本人が恩恵を言った事で、俺に心を許した事になり、鑑定の精度が上がる事が最近になって分かった。

(未)がそれで、本人も自覚していない意味だ。


しかしやっかいな物を恩恵で受けたものだ。あの忌まわしい呪い魔法を・・・

しかし激レアな魔法だ。相手を見て魔法の刻印を打ち込む、それは相手にも知られず誰にもばれないものだ。

そして24時間経過すると、その相手は死んでしまう。

その時に、体には死を意味する赤い刻印が浮かび上がって呪われた事を知る。


念じれば死を先延ばしできるのが特徴だ。そして脅して操り人形のように人を操ってしまう。

まさに呪われた魔法だ。鑑定で見つかれば殺してなくても権力者によって殺される運命だ。

ここ500年で、20人の女性が鑑定結果で処刑された記録を読んだ事があった。

なげかわしい事だ。



その原因を作ったのも、呪い魔法の魔術士だった。


500年前の話だ。

帝国でも呪い魔法によって国が乗っ取られる直前までおちいった。

諜報部によってばれて、皇帝の命令で処刑。

処刑される時は、女魔術士は目を潰されて丸太に縛られて、皆が見ている前で火で燃やされた。

それも火でもてあそぶようにあぶる拷問に近い処刑だった。

処刑場は、女が泣き叫ぶ声が遠くまで響いたと言われている。


なぜにむごい刑が執行されたのか、理由があった。

女が捕まった時に、多くの人々が魔術士の最後の力で死んでいったからだ。

体の刻印が、それを証明していた。


その被害者の訴えが惨い死に方だった。


それに、刻印は最強の魔法であって、パワーダウンさせる呪いは瞬時に掛けられる。

それは眠りであったり、麻痺させる呪いだ。

それ以外にも様々な呪いがあるらしいが、あの魔術士は話をせずに黙秘を続けた。


尋問するのも大変だったらしい。

質問する人が声で位置がばれないように、部屋は四方から絶えず音を鳴らし続けた。


しかし、1人だけ答えない態度に怒り、怒鳴り付けた。

すぐに男は失神した。口から泡を吹き出していた。

それは1日も続いた失神だった。


なので尋問は諦めた。事件の全容は分からず仕舞いだった。




今回はたまたま土魔法のおかげで助かったのだろう。

そんなことがあると本にも書かれていた事を思い出した。


2つも恩恵を受けるのも撃レアだ。


彼女に話した方がいいのか・・・

俺には魔眼があるから、俺に呪い魔法が掛かる前に見破ることが出来る。


しかし、この事実を知ったら帝国へ復讐に行くだろう。


第3位のロゲンの暴走前に、各派閥の猛反対で粛清しゅくせいは終わった。


彼女も首を吊られる直前に、処刑が取り止めになった。

しかし彼女は、家族を吊られる場面を見ていた。


セバスの報告書には、そう書かれている。



初回の面接からこれか・・・先がおもいやられる。



「君には、土木隊で働いてもらいたい。君と一緒の土魔法の先輩がいるから大丈夫だと思うよ」


「え!戦場にかり出されるのですか、土を盛り上げて土塁どるいや落とし穴を作ると聞いてます」


「いやいやそんな事はしないよ。今は、君たちが住む家を早く作るのが先決なんだ。作ってくれるよね」


「分かりました。頑張って作ります」


元気な声だ。報告書どうりなら空元気なのか・・・

しかし土魔法だ。今もっとも必要な魔術士だ。

シレンもちょっとは楽になるだろう。




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