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帝国の乱⑤




ローラン城の広間では、おもだった者たちが集まっていた

王都の戦い光景を、立体映像で見てた。

最後には、リッチの姿がクローズアップした。


セバス「よく見るんだ。奴が人工的につくられた魔王だ」


ラーナ「あれはリッチの姿ですね。たしか不老不死で魔術に長けた魔物のはず・・・」


広間のメンバーが一瞬に言葉に詰まった。



「帝国以前に現れた魔王は人間だった。それを打ち負かしたのが初代皇帝と弟の錬金術士だ。しかし今回は違った。どのようにつくったか分からない。それに魔王の操る数は、今回の戦いで50万にも増えた。相当な魔力の持ち主だ」


サラス「そのようなアンデッド軍に勝てますか・・・」


「諜報部、今まで調べた事を皆に知らしてくれ」


ミライ「魔王の本拠地は、ロンゼル共和国の西南にある地域と特定しました。そこでは流行病はやりやまいで大勢の死者を出した事が、最近になって分かりますた。そして大勢を死なせたのが魔王復活の儀式でした」


サラス「それは、本当なのか・・・ロンゼル共和国は、なにをしてたのだ」


ミライ「儀式を行なった魔教と、ロンゼル共和国とつながりがあるようで・・・しかし、最後には裏切って帝国に付いたようです。これがその時の映像です」


ゲンラ宰相と魔王にひざまずいていた人間が映し出された。

互いに挨拶をして、最後には裏切って帝国に付く事を確約していた。

その時に手渡されたのが、オーブだった。



ロベルト「奴らも人間なのに、なぜ魔王に味方するんだ」


ミライ「始めは、なんらかの意味があったのでしょう。長い年月で意味が使命になったと考えられる・・・それが表しているのが【魔王復活が我らが使命】と祈りの最初の言葉からも伺える・・・」


ロベルト「そんなバカな・・・狂ってる」




広間に男がドタバタと入り込んだ。


「大変です。魔王が帝都を襲ってます。×××へチャンネルを合わせて下さい」


俺は、やはりかっと思った。


反乱軍が使ったバリスタで、正門を破壊している。

城外に居た軍は、崩壊寸前だ。


逃げる兵に、スケルトンが剣で斬り倒した。

統制がなってなかった。


指揮官を最初に倒されたみたいだ。



空に舞うワイバーンのアンデットは、城の屋根に炎を吐いていた。

そのワイバーンに向かって、雷球や氷槍が打ち込まれて爆発していた。

粉々になって落下したが、光だして再生してゆく。




どこから逃げたか知らないが、皇帝が乗った地竜が城外を走っていた。

その皇帝を守るように、6体の地竜も同行していた。



ワイバーンに見つかり、数体が空から炎を吐いた。

1人の魔術士が、結界を張って防いだ。

ある魔術士が巨大な竜巻を発生させて、ワイバーンを蹴散けちらした。



何度もワイバーンによる攻撃が続いた。

それが急に止まり、王都へワイバーンが帰った。



「ミライ!魔王からどれくらい離れた距離だったか調べろ!」


ミライ「え・・・2キロです」


「魔王が操られる距離は、2キロだ」


ララ「これは魔王の弱点にもなります」


「そうだな・・・」




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