【野ウサギと木漏れ日亭】設定情報~うさぺでぃあ~【人物編】②
・詩人
荒野で生き倒れていた、記憶の無い吟遊詩人。
ドワーフの一家に助けられ、
荒野の精霊・地の白蛇より記憶石を授けられて
記憶を取り戻すための旅をしている。
樹人に逢うべく、精霊の森に近い「野ウサギと木漏れ日亭」を訪ねるが、
ヒナたち四人の騒動に巻き込まれて以降、目的を脇に置いたまま行動を共にしている。
竪琴を用いて唄うことができるが、その音色は眠気を誘ううえ、本人は演奏に夢中で客が寝ようが退散しようが弾き終えるまで気づかない。
・ラスト(宿の主人)
峠の麓の宿場街のはずれにある宿【野ウサギと木漏れ日亭】の店主。
創業当時は手伝いで働いていたが、創設者が姿をくらませたため代理で店主となる。
もともとは冒険者であり、恵まれた体格で長柄斧を手に戦う前衛職を担っていた。
業務の傍ら大陸魔法協会の通信講座を受講し、初級の火魔法(火起こし程度)が使える。(受講料が高いため一講座で辞めている)
厄介ごとは嫌いだが面倒見が良く、トラブルに巻き込まれたり貧乏くじを引きがちなツッコミ役。
錆色―暗い灰みの黄赤―の髪の後頭部を掻きながら「だりぃな」と呟くのが口癖。
・ローシェン
【野ウサギと木漏れ日亭】の食堂で働く料理人。
調理全般を一手に担える技術の持ち主。
面倒見がよくさっぱりした性格の姉御肌。
思い詰めがちなヒナを気にかけている。
得意料理は野ウサギのローストとレンズ豆のスープ。
一緒に暮らしている姉とは仲がいいようで、食堂の残りを持ち帰っては姉に食べさせている。
髪と瞳はローシェンナ色
・フジムラ=サキ=ウィスタリア
聖都にいた頃のヒナの幼馴染であり、彼女の育ての親アカネの弟子。
ヒナ親衛隊No.一であり、天使の囁き声をもつ美少女。
教会所属の修道女兼魔法使い。
藤紫《明るい紫》色の髪と瞳。
ヒナ曰く「あたしなんか比べ物にならないくらいめちゃくちゃ強い」とのこと。
過去にアサギと面識があるらしいが……
・ヴァイオレット=紫
ヴァイオレット色の髪と紫の瞳を持つ、【聖都】の中堅権力者。
持ち前の美貌とサディスッテックな調教術で数多の男たちを虜にする美魔女。
屋敷に侵入した一味のうちアサギを捕らえ、配下にするつもりだったがヒナたちの妨害により失敗。
聖都で禁止されている私的に牢屋を持つこと、私刑を加えることをサキたちに暴かれたため、その後転落することになる。
とんでもない口臭を放つ(アサギ曰く排水口の臭い)。
普段は猫なで声で語尾に♡がつくが、怒ると口調が荒くなり、蛇や鞭のようになる髪を武器に、歯向かうものに襲い掛かる。
・千歳=白緑
千歳緑《暗い灰みの緑》の瞳と白緑《ごく薄い緑》色の腰まで届く長髪、長耳を持つ森の種族。
【野ウサギと木漏れ日亭】の裏にある【精霊の森】の守り人であり、自然界の精霊を呼び、彼らの力を借りる精霊魔法を得意とする。
冬場は森が雪深くなるため、毎年【野ウサギと木漏れ日亭】で収穫祭後から雪解けまで過ごす。
「エルフは百合とやおいで出来ている!」とは本人談。同性同士のイチャイチャを観察するのが趣味。
弟子が一人いる。
・コイズ
建具屋の息子、生意気盛り。
深夜、トイレに目覚めた際に街の上空を飛んでいたアヤメを目撃するも誰にも信じてもらえない。
建具職人である父を尊敬しており、将来は父のようになりたいと思っていて、仕事の手伝いも喜んで行っている。
宿場街に住んでいるため、ロクに働かずふらついている冒険者を多く目にし、彼らを見下していたが、アヤメたち四人と行動したことで心境に変化が訪れる。
おねしょの形はウサギ。