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野ウサギと木漏れ日亭 #ウサれび【電子書籍化作業中】  作者: 霜月サジ太
2日目AM ~生意気少年とウサギ狩り~
31/157

2日目 5 アヤメとジーナ 腹痛と奮闘

ほぼ閑話です。アヤメとジーナがいちゃいちゃするだけで進展なしです。

が、どうしても書きたかった話です。



※過激な表現あります、苦手な方は読み飛ばしをお勧めします。

 ◇



 ヒナが部屋に戻るほんの少し前――。


 ……ゃん。……ねーちゃ……。おねーちゃん……。ねぇってば……。


 遠くから呼び声が聞こえました。



「う……ん……。アヤちゃん……?」


「よかった、起きた……。おはよ……」


 目の前にいたのは、柔らかな黄色(レグホーン)の髪と瞳の愛らしい天使でした。



「おはよう、早いわね。いつもならお昼までお腹出してよだれ垂らしながら寝てるのに。どうしたの?」



 天使は少し顔を赤らめて、なんだかもじもじしていましたが、私の言葉でふくれっ面になりました。



「ひどいよう、お昼まで寝てるのはたまにだよ……。お腹出してよだれ垂らしてるのはちぃねーちゃんだよ。あの格好は眼福だよ……。じゃなくって。あ、あのね……、さっきからおなかが痛くって……」



 たどたどしく、ゆっくりと言葉を紡いでいきます。



「お便所行ったんだけど、うまくだせなくって。その……。手伝ってほしいんだけど……」



 珍しく歯切れが悪いです。昨日の大胆な姿から一転してしおらしく、とても愛らしい。



「ふふ。いいですよ。じゃ、いきましょう」



 私は起き上がるとアヤちゃんの頭をなでて微笑みかけました。



「うん……ありがとう」



 嬉しそうに、でも、恥ずかしそうに視線を逸らします。


 二人でトイレに入り、アヤちゃんはネグリジェの裾をまくり、下着……は履いてませんから、そのまま便座に座りました。


 普段一緒にお風呂に入ってあんなことこんなことしているのに、目の前のこの状況だけで興奮してしまいます。

 頭に血が上り鼻血が出そうですわ。


 緩んでしまいそうな口元を引き締め、できるだけ冷静に、表情を崩さずに優しく語りかけます。



「まずはお腹をさすって、お通じが動きようにしましょう」



 ゆっくり渦を巻くようにお腹をさすっていきます。

 何度か繰り返していると、緊張していたアヤちゃんの表情が緩んできました。



「ちょっと押してみましょう。いきますわよ?」



 手のひらでゆっくりお腹を押します。



「んぅ!」



 力んで歪む表情。わたくしの力に合わせて踏ん張るのですが、簡単には出てこないよう。

 両手を膝の上で握り拳をつくっています。



「んん~っ!」



 何もなければふにゃふにゃなのに、お腹が押し返してくるので中に詰まっているのは間違いなさそうです。



「ん~っ」



 顔を赤らめて力を入れ続けますが、変わらないようです。

 はぁ、無防備な表情が堪りません……。



「っ……! っはぁ、はぁ、出ないね」



 息切れしてしまい、一度休みます。



「お酒ばかり飲んでいたから、水分不足なのかもしれませんね。ゆっくりやりましょう」



 もう一度ゆっくり渦を巻くようにお腹をさする。

 何度か渦を巻いた後お腹を押し、同時に踏ん張ってもらいます。


 が、でません。



「でないのかなぁ……」



 ぼやきながらアヤちゃんは一度力を抜いています。

 うず。そのしょんぼりな顔を見ると、いたずら心が湧いてきます。


 変わらずにお腹をさすっているようにしながら、手のひらから指先に少しずつ力の位置を変えていきます。

 指先を徐々にお腹の中心へもっていき……。



「ひゃう!」



 お臍をこちょこちょといじると、かわいい声が上がります。



「お、おねーちゃん! や、やだ! くすぐったい!」


「え~? だめですよ~? 我慢してくださいね~」



 そう言いながら、おへそをいじり続けます。



「あは、あははは、だめ、だめだって! ひゃはははははは‼」



 結構弱いんですね。

 いつも責められてばかりで気付きませんでしたわ。


 しばらく弄んで、息切れした頃にじゃあ、再開しましょうかと、また手のひらでお腹をさすり、押す。


「うーん……!!」



 しばらく踏ん張りますが……。



「ん~! …………っはぁっ! でないね……」



 肩で息をしながら残念そうに言います。



「おねーちゃん、なにかいい方法ないの……?」


「方法……ですか」



 よほど辛いのでしょうか、すがるような目で見てきます。

 くす、待ってました。


 わたくしは少し考えたしぐさをして……。



「……ありますわよ?」



 わざともったいぶった後に、優しい笑みを頑張って作ります。

 ともするとにやけてしまいます。

 実は最初から思っていましたが黙っていたのです。


 なにせとっておきですから……。



「ちょっとアヤちゃんに覚悟が必要ですが、いいですか?」



 神妙に確認を取ります。



「え……っ。う、うん……。わかった……」



 とても不安そうな表情の少女。


 ああ、私はこれからこのいたいけな子羊になんてことをするのでしょう。

 天罰が下るかもしれませんわ。

 でも、わたくしはもう神の下から離反した者。

 いまさら何を恐れましょう。


 私は静かに目を閉じ、右手に左手を添えてそっと指先から手首にかけてなでます。

 右手が手袋をしたかのように優しい光に包まれました。



「さ、楽にしてくださいね」



 便座に座る少女の正面にしゃがみ、足の間に右手を入れます。

 視界にはとんでもない世界が広がって耳が熱くなりますが、今はまだ平静を努めます。


 極めて慎重に、お尻をめがけて手を伸ばし、可愛らしいちいさなそこにめがけて人差し指を……。



 ぷつり



「ひゃっ!」



 小さな悲鳴。



「ふふ、だ~め。動かないでね」



 いじいじします。

 予想していた感触が無いためゆっくりと、ゆっくりと、もう少し深く入れます。



「あぁあぁあぁっ!?」



 困惑した声が響き渡ります。

 誰かに聞こえていそうでますます興奮してしまいますね。


 洞窟を手探りならぬ指探りで探検していくと、こつんと当たるものがありました。



「ありましたわ」



 このまま掻き出すのもありですが、踏ん張る力があるのですからできれば自力で出してほしい。

 そう願い……。



「お腹力入れて?」


「えっ? や、無理だよう……。刺激強すぎ……」



 熟れた果実のように染まった頬で、恥ずかしさと戸惑いの混ざった表情を浮かべるアヤちゃん。

 やたら感度がいいですわ。


 ……もしかして。一つの仮説に行き当たりました。


 淫魔であるアヤちゃんに対し、神の奇跡を借りた法力は癒しよりダメージになるものなのかもしれません。

 アヤちゃん自身にわたくしの法力を宿したとはいえ、その体は魔の者であることに変わりないため相反する力は強い刺激となるのかもしれません。


 ふふふ、これはいいこと気付きました。

 面白いのでしばらくは内緒にしておきましょう。



「すぐそこまであることがわかりましたから、あとは踏ん張り次第で出せそうですわ」


「ほんと……?」


「はい」



 そう答えますが、こんな機会はめったにないのでそのままお尻をいじり、空いているほうの手でネグリジェ越しに控えめな膨らみに手を当てます。



「お、おねーちゃん!? ちょ……っと……、胸は関係……な……!」



 こんなに無抵抗なことはありませんから、堪能しませんとね!



「あぁ! んぁつ!」


「うふふ~。何か言いましたか~?」


「だか……ら……、触るとこ……、ちが……! あ……、あ……っ! う……ん……っ……!」



 強い刺激に涙を浮かべ、だらしなく開けた口から唾液が一筋伝う。


 いい表情ですわ。

 わたくしも自制を解き、欲望丸出しの表情をします。


 そろそろでしょうかね……。ゆっくりと指を抜いていきます。



「ひゃぁぅん……」



 ぬるりとした感触。

 出血はなさそうで安心しました。


 アヤちゃんは肩で息をしています。


 抜いた指先には少しの汚れ。

 それだけで強い匂いがあたりに漂います。



「さて、と」



 光の手袋を指先についた汚れごと消滅させ、また手のひらでお腹をゆっくりと押し始めると、その腕にアヤちゃんがしがみついてきます。



「んん~~~っっ!!」



 踏ん張りながら、加減できずに爪を立てて必死にすがりつく。

 爪が食い込み、白い腕に血がにじんできました。


 少し痛いですが、苦悶に満ちた表情を拝めるのは至福。


「ごめ……、おねーちゃ……!」



 出血に気付き、踏ん張りながら謝ってくるアヤちゃん。

 悪いことをしているのは私のほうなのに、謝られる背徳感にぞくぞくします。



「いいのよアヤちゃん。さ、思いっきり力を入れて!」



 あぁぁぁっ‼


 


 ぼとり。


 にゅるにゅるにゅる。




 お腹を通して通行する独特の感触が伝わってきます。



「はぁ、はぁっ……、はぁ……」



 出し切って果てたようで涙を浮かべ、うつろな表情。

 大きく開けた口の中で唾液が糸を引いていて、なんていやらしい表情なんでしょう。



「でた……」



 ぽつりと呟く少女。



「ふふふふふ」



 息遣い荒く天井を仰いで呆けている小さな顔を両手にとり、そのまま唇を奪う。



「んん~~~~‼」



 不意打ちに混乱し、ぷはっと水中から顔を出した時のように大きく息を吸う。



「ちょ、おねーちゃ……‼」


「アヤちゃんがいけないんですよ、そんな顔をしているから……」



 などという私は今どんな顔をしているのでしょうか。

 どんな顔でも構いませんわ。

 見ているのは心を許したただ一人ですもの。



「あっ」



 無抵抗の少女の体を好き放題にしていきます。



「はぁ、はぁ、はぁっ……」



 乱れた呼吸音さえ愛おしく、全身をまさぐっていると、扉が壊れんばかりに叩かれます。



「あんたたち……いつまでやってんのよ‼」



 怒鳴り声が聞こえました。



「出し終わったなら早く代わりなさいよっ‼」



 あ……、ヒナさん。

 ご立腹のようで、私は放心状態のアヤちゃんのお尻を素早く拭いて済んだものを流し、アヤちゃんを抱えて出ました。



「ごめんなさいね」



 極めて冷静に言います。



「よかったら」



 ぎろりと睨むその顔に。



「お手伝いしましょうか?」


「間に合ってるわよ‼」



 その勢いで、玄関に続きこちらも外れてしまいそうな大きな音を立て、トイレの扉を締められてしまいました。


 あらあら。



「にゅぅぅぅ。おねーちゃ~ん……」



 こちらは完全にとろけてしまってますわ。攻守交代もたまにはいいですわね。ふふふ。

自分で書いておきながらですが、壊れてますね。


摘便は医療行為ですのでよい子はマネしないでね!

せめて潤滑剤塗ってね!

将来脱肛しちゃうよ!!

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― 新着の感想 ―
[一言] 摘便…!まさかの合法カストロにびっくりです!
2023/01/22 20:42 退会済み
管理
[良い点] トイレって、こんな淫靡な場所だったんですね// 便秘の女性にとっては、ある意味戦場なのかもしれません。 今までに無いトイレシーンだったので、とても刺激をいただけました(色んな意味で) あ…
[一言] こ、これはなかなかマニアックな…(笑) 冷静な顔で何見てるんやろって自分に突っ込んでしまいました(-.-)
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