1日目 22 アヤメとジーナ 求めあう姉妹とお風呂
ようやく1日目が終わりそうです。
※過激な表現あります、苦手な方は読み飛ばしをお勧めします。
服を脱ぎ、脱衣場から続く扉をそっと開く。
見通しの効かないほど湯気が立ったお風呂場。
冬になろうとしているのに裸でも寒さを感じないのは、火精霊の力で脱衣場とお風呂場はいつでも快適な温度に保たれてるからなんだって。
板張りの浴室内は程よく湿気を吸収していて、優しい木の香りと触り心地をもたらしている。
足音が立たないのをいいことに、ボクは小さな椅子に腰かけて石鹸で体が泡泡になっている華奢な背中に、そろりそろりと近寄る。
鼻歌を歌いながら体を洗う姿に生唾を飲みつつ距離を詰め、獲物を狩るように飛びつく。
「おねーちゃん♪」
「きゃっ!」
かわいい悲鳴が響く。
「アヤちゃん! もう、びっくりするじゃない」
おねーちゃんが眉を下げて、困ったような怒ったような顔をして振り向く。
「えへへー。ずっと我慢してたんだ」
言いながら、早速敏感そうなところに指を這わせる。
「んっ。私も、よ……」
振り向いた姿勢のまま、頬を赤く染め顔を寄せてくる。
……ちゅぱ。
艶めかしい音が唇同士の間で小さく鳴ったのが耳に届く。
伝わってくるのは、柔らかく湿った感触。
唇は軽く触れてすぐに離す。
「おねーちゃん警戒しすぎだから。詩人のおにーちゃんに疑ってるってばれちゃうよー」
「そう、かし、ら……。んっ。追手じゃないか……は、気になって、あっ。いましたけど……。それで、どうでした?」
「んー。敵意なし、かな。追手じゃないみたいだよ。何度も魔力見たけど、言ってることも本当みたい」
話しながらおねーちゃんの真っ白な体を愛でていくと、嬉しい反応が頻繁に返ってくる。
「そう、それならよかっ……ひゃうん!」
「えへー。安心していちゃいちゃできるね‼」
「アヤちゃん……! もう! これはアヤちゃんのゴハンのためですからね?」
口では抗議しながら体は無抵抗。
素直じゃないなぁ。
「えー? じゃあ止めちゃってもいいのっかなー?」
わざと触れそうで触れない中途半端なところで手を止める。
「え……、あの、それは……、その……」
視線は宙を泳ぎもじもじする。
のぼせたわけでもないのに顔がみるみる赤くなり、耳まで真っ赤。
「正直に言いなよー」
「え、と、もっと、たくさん、き、気持ちよくなりたい……です」
「素直でよろしいー♪」
ボクはもう待ちきれないでいて、返事を聞いたか聞かないかでおおきなふくらみを両手で鷲掴みすると、一層大きな声が響く。
そのまま再度唇を奪うと、正面に回っておねーちゃんとお互いに求め合う。
外に出て野宿している間はお風呂どころか水浴びも難しいから、なかなかこーゆーことできない。
だから、宿に戻ったらここぞとばかりに日課になってる。
このためにお風呂場に来ているようなものなんだ。
客室だとちいねーちゃんが困るからと、おねーちゃんが気を遣っているんだ。
ばれてるけど。
「えへー、たっぷりかわいがってあげるねー」
力の抜けたところを好機とみて、おねーちゃんを押し倒す。
数えきれないほど眺めたけれど、芸術のような体を前に興奮とニヤニヤが止まらない。
「あっ……ちょっと待ってっ! そこはっ! あぁっ!!」
嬌声。
紅潮した頬。
滑るような瑞々しい肌触り。
反撃の隙を与えず一方的に攻め立てる。
こうしてボクとおねーちゃんは二人して本当にのぼせるまで快楽を堪能したんだ。
ぶった切った部分の一部は次回以降に書く予定ですー。