表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/11

模範解答

「テスト終了です。お疲れさまでした」


「ふっー」


 息が漏れる。


「30分後に返却しますのでお待ちください」


「早っ、そんなに早いんですか?」


「まぁ、0か100かの問題ですからそのぐらいの時間でできるんです」


 そういって先生は出て行った。


 1時間後。


「遅いなぁ」


「お待たせしました。点数を付けるのに迷った解答がありましたので時間がかかりました」


「では、模範解答をお教えします。ではもう一度問題を見てみましょう」


 問題


<あなたには妻と子どもがいます。その妻がこう言います「あなたは陸から40キロ離れた海の上の小さい木の船にいます。私と子どもが溺れていて一人しか船には乗せられません。どうしますか?」>


「この問題でポイントとなるのは妻がこの問題を出すという精神状態にあります。「」の中の問題を解くより、妻を安心させる一言をかけてあげるのが重要です」


「なので、安心させるように<そんな事考えてないで今日みんなで外食しよう>が正解です」


俺&イケメン「んなもん解けるかー!」


「でも、サルはわかってますよ」


「えっ」


 サルは照れながら解答用紙をもらった。


 98点だった・・・・・・。


 俺が小学校以降取ったことのない点数だった。


「次はイケメン」


「シュアー、まぁ80点は堅いかなぁ」


 自信満々なのが腹立つ。


「オウマイガー」


 0点。


 どうやったらそんな点数取るんだよ。


 イケメンの解答


<妻を助けてもう一人別の子供を産ませる>


「最低だな」


「最低でやんす」


「正直0点以外の何物でもない最低の解答でした」


「オウマイガー」


 イケメンが悔しがる意味が分からなかった。


「次、一番点数に困った和樹」


「はい」


「俺は一体何点だ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ