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落とし物語  作者: おかん
1/1

七月一日

自分勝手な小説書いてみました。読んでもらえると嬉しいです。

この世界は落とし物が多い。と言っても落とし物とは言いにくいものばかりだ。

 

「こんにちはね、鶴ヶ咲。」

と背の小さくあたまのてっぺんにちょこんと二本の髪がはねている女の子が僕の家まで迎えにきた。女の子というか同級生なのだが見た目から判断してしまうと女の子と表現するのが正しいと思う。

「こんにちはではなくおはようだろ、今何時だと思ってんだよ。」

今は七時半だった。僕は何となく不思議に思っていることがあった。

「なあ、月見鳥。一つ質問していいか?」

「いいね、いいね、いいねー。」

「三回いいねって言われても質問は一つなんだけど…なんで一緒に登校してくれるんだ?」

と聞いた。

「それはもちろんね…」

「もちろんなんだよ」

「鶴ヶ咲しかね友達がいないからだよ!!!」

「え……月見鳥……おまえ辛かったんだな、俺はてっきりロリキャラでチヤホヤされてんのかと思ってたよ。」

月見鳥は恥ずかしいそうに下を向いている。

「四月五月は事件があって学校行かなかったけれども、六月の一ヶ月何してたんだよ。」

「実はね…ある落とし物を拾ってね。」

月見鳥は恥ずかしそうな顔から真剣な顔に変わっていた。落とし物と聞いた時すぐに僕は嫌な気がした、それは高校の開始が遅れた理由が落とし物と関連していたからだ。というかこの落とし物は意図的に落としているものなので拾ってはいけないとされている。この規則は5月の後半に政府が決めたものだ。

「それってあの落とし物か?」

「いや落とし物ってことはあっているけどね正確にはあの落とし物ではないんだよね。」

「だったらそれはただの落とし物なんじゃないか?って学校始まっちまうぞ。」

 

「よし帰るか。」

「鶴ヶ咲ーーーめしくいーね!」

大声で現れたのはやはり月見鳥だった。

「しぶいんだよぉ!飯って今何時だと思ってんだよ。あとそのネタはわからんわ。」

四時半だった。飯といっても夜ご飯今から食べるのはさすがに気が乗らない。

「僕は先帰るよ。」

「そっかまたね。」

「おう。」

何か朝に話してたような気がしたがそんなことは覚えていない。なぜなら今日はやたら女子たちが僕のことを見て何かこそこそ言っていたからだ。僕は気づかないフリをしていたが可能性としては二つある。一つはただただ変なやつなどと笑われているか、二つは僕のことを好きな人がいて周りの友達たちがこそこそ調査しているパターン。これは…二しかありえないだろ!別に今日変なことをした覚えはない、ルックスも良いと思う、背の高さは微妙だがこれはこの放課後何かが起きる!!!

 「あのその私と付き合ってくだしゃい。」

やっばいやこの人めちゃんこ可愛いよ惚れてまうー!

「ごめんなさい。」

「そうですか...」

「僕は帰りますね、さようなら。」

完璧な人だっただが、だめだなぜならめちゃんこ背が高いからだ。彼氏が見下されていたら、ドMの彼氏がてなずけられてるように見える気がする。僕にとってバレー部とバスケ部の女子など全くどうでもいいちょうどいい背の高さがベストだ!そしてショートカットで優しい人ならウェルカムなのだが…

「あぶなーい!」

「これからはー!女子とぶつかり仲良くなる演出かー!」

しかしその女の子は思ってたより速くいや思いもよらな速さで突っ込んできた。僕は真っ正面からくらい倒れた。あの速さは人なんかじゃない速さだった。

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