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追放された二人の冒険者の物語集 〰 第四章パーティー追放されたからって冒険者家業はやめられない「医療・犯罪・不老不死」  作者: 飛騨牛太郎
パーティー追放されて仕事が回ってきたので女子高の講師をやると思ってました。
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15話

「結論としてくりかえしになりますが、回復魔法の第一義は生存率の向上であり、それを達成するためには魔法以外の部分がもっとも大切になります。チーム全体の生存率を上げること、これがまず第一の目的です。一人を助けるために全員が死ぬという判断はありませんが、その一人を助けないという判断もまたない。これができれば3流脱出でしょうね」

「それでも2流なんですか?」

 生徒の質問に冒険者二人は笑って

「一流は安全を心得て動くからめったに怪我なんかしないし、怪我をするにしても腕をつなげるような大きな魔法の世話になんかならず一生を終えるから一流なんだよ。その点腕を切り落とすだのなんだのの世話になる時点で二流だ。騎士団なんかはまた別の事情があるがね」

「騎士団や貴族の人たちは陛下が行けといえば断れない立場ですからね。未知の危険も承知で行かなければばらない。一方で冒険者や傭兵は比較的自由意思で案件を決めることができます。ですから自分の力量にあった業務を請け負う、ダンジョン攻略を行うということができるわけで、一流どころは大きな怪我なんかめったにしないわけですよ。まぁ彼らも万全の体制というのが難しい以上、大けがや死ぬなんてことがあるんですがね。経費、予算、政治的都合云々があります。特に経費については大事で、経費をつぎ込めばつぎ込むほど安全なプランができるが、その分利益は減る。安全と採算のバランスを見極めることができるのも一流所の印ですが、一流ってなると下手に安っぽいダンジョンに行くのは世間体が悪く評判がおちる。そうすると依頼に影響がでるわけでして、まぁ世の中どうにもうまく回らないわけですね」


 こんな話をした所で、鐘が鳴った。

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