表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
追放された二人の冒険者の物語集 〰 第四章パーティー追放されたからって冒険者家業はやめられない「医療・犯罪・不老不死」  作者: 飛騨牛太郎
パーティーから追い出されたので繋ぎの仕事を受けた。と思ったけどなにか違うようです
74/303

74話

 街中をあるく密猟者はその一声に色めきだった。

 狙いの物。数週間前に取り損ねた怪物。

 15人という頭数もドラゴンならおつりがくる。

 そして浮足立った。

 正面からやり合って勝てるか。

 その答えはみんな気づいていた。しかし誰も言えない。

 けれど引くことはもうできない。


 ドラゴンは雄叫びを上げるがままにその一行の上空へ。

 町の真ん中。酒場も近い。暴れれば大被害だろう。

「ドラゴンだ」

 村長の言葉。シンプル極まりない状況説明。

「逃げましょう」

 ほかの傭兵が判断に困ってる所を見て取り、元猟師はそう言って村長を引っ張る。

 村長も従って頭を下げながら近くの家に。

「まて」

 しかし元猟師は足をやってしまっている。密猟者の一人に首根っこをつかまれ

「ど」

次の瞬間その傭兵の腕に矢。

「うわ」

 さすがに猟師も驚く。

「逃げろ」

 しかし遠くから聞いたことがある声。田舎猟師とは言え、獣相手に場数は踏んできた。度胸はある。

 そして村長に支えられるように、近くの家の庭に転がり込んだ。

「村長さん。こっちです」

 そこの住人は家から飛び出し、二人を引っ張り込むように家に戻る。

 そして施錠。


「弓を構えろ」

 リーダー格の男の一声。そしてバラバラと発射。

 不意打ちならこれで何とかなる。しかし、正面からでは無理だ。大きく仰いだ翼ですべて落とされる。

 密猟者がなぜドラゴンを不意打ちをするか、といえば正面切って戦ったところで勝てるものではないからだ。

 そして一番の得策は子供を狙う事。

 大人は毒矢でもなければ倒せないが、そうなると肉が売れない。肉は意外と高いのだ。


「みなさん」

 男たちの周りに響くVの声。

「あなた方がどこのだれかは知りませんが、その目的は知っています」

 これもVの魔法である。声の音量を上げる。使い道はきわめて狭い。

 しかしそのシンプルな目的は軍隊から病院、学校まで幅広く使えるという事で、この魔法を定番の魔法としている。

 攻撃のための魔法など軍人か冒険者くらいしか使い道がない物よりこちらの方がいい。

「ですから簡単に言いましょう。投降しなさい。あなた方が行ってることは帝国の親愛なる隣人を傷つける行為にほかなりません。そしていまならあなた方を助けることができる」

 親愛なる隣人とは帝国と友好的な組織やモンスターを指す慣用句である。

 これを傷つけるという事は帝国に弓を射かけるのと同様の大罪。なので首縄の奇術の対象となる。

「うるせぇ。てめぇら。今更あとにゃひけねぇことくらいわかってるだろう。やるぞ」

 そう言って弓をまた構える。

「バカが」

 ドーリーはそう言った。

 そして子ドラゴンの雄叫び。

 呼応するようにドラゴンの急降下。


 そして戦闘。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ