表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
追放された二人の冒険者の物語集 〰 第四章パーティー追放されたからって冒険者家業はやめられない「医療・犯罪・不老不死」  作者: 飛騨牛太郎
パーティー追放されて仕事が回ってきたので女子高の講師をやると思ってました。
115/303

32話

 実際はもう少し複雑でくだらない理由がある。


 競技会の運営も会場の下見を行ったが、基本は騎士団が使う演習場なので騎士団の都合が優先。推奨ルート製作のために何度も試すなど繰り返し使うのは難しい。

 また運営を行う学生もこの競技は初めてで適切なルート設定がわからない。

 そこで普段からこの演習場で訓練を行っている騎士団のメンバーが協力してルートを設定し、それを競技会に渡したという形。


 その際騎士団は

「この訓練はルートを考える事が一番大事なポイントだろう」

「全くやったことがないし学生だよ。一からのルート設定は難易度が高いよ」

というメンバー内部の意見の対立から

「難易度的には最も難しいルート例として提示するので、各自の実力や体力、作戦に応じてルート設定しなおすこと」

という形でルートを設定した。


 そのルートが書かれた地図は騎士団上層部に一旦渡され稟議にかけられ、そこから広報に行き、そして学生競技会との交渉窓口に行き、学生競技会運営の一人がそれを受け取り、競技会運営の上層部で稟議にかけられ承諾され、運営と参加者の交渉窓口の人間まで回ってきたあとに参加者への配布となった。

 その伝言ゲームの中で「難易度的には最も難しいルートにしたから実力や体力、作戦に応じて難易度を下げるよう」が「騎士団員の中でもこの訓練を行っているメンバーが設定した推奨ルート」ということになっていた。

 役所仕事ではよくあることだ。


「こりゃ明日はルート設定だな」

「ですね」

 そんな事情は知らない二人だが、そんなことを言って翌日の計画を変更。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ