心ある辿りを求めて
箱物紹介
パニッス
☆ パッケージスケイル「8」(ダウン!) 物理解成「2」 幻燐「27」 強度「7段階中・5」 得スペース「14」(UP!!)
○すべての色を持っていて「虹涙惺籠」という箱の中に居るフェニックスの化身――……?
埜結が葉束のゲーム機を少しとり、完成させた”物のフェニックス”と捉えることができる
まだパニッスは戦生し足りないと佳鳥は思っている。しかし、戦うのが目的ではなく様々なパニッスが見たいという
埜結はパニッスに対し、戦うものとは思ってない節がある
2話
心ある辿りを求めて
あれから私達三人は、せっかくのお客さんが来たというのに、返し討ちにしてしまったことを別の行動をお互いに取り続けながら反省していた。相手は、小学生や中学生だったのだから。
(……)
私はあの時、何をしたのだろう。気が付くと、涙のフェニックスになっていて
何かを、忘れている気がする。思い出さないと。
そうだ。多分私は、間を取りすぎているんだ。だからあの時圧勝して――
いや、なにかが、引っかかる。多分これは……
(……わからない……)
そもそもの話、パニッスのことを、私は知らない。
少し掃除をしながら、そう考えた矢先
ピンポーン
―――? 誰だろう。
ガチャ
「私は、伊永禊というプロ占い師です―――」
あれ……気付くと鳥のような虫が、伊永さんの頭の上を、飛んでいる。蚊トンボかな? ……
「あ、いや、これは風水には予想してないことで、こんなはずでは―――
「お入りください。何があったかは、入ってからどうぞ」
蚊トンボは、ちょっと私も苦手だったけど。
天気もいいし、こんな日に訪れる人は、悪い人のはずでは―――
「ふっ、これで私も、あの人に近づけ―――
―――!? 何かを、企んでる人だ。それも、こんな目の前で
私は少し、警戒態勢に入った。……私で何ができるかは、知らないけど。
「この店で休むのは初めてだな」
「喫茶いいな。わかってるじゃねえか伊永」
―――? 喫茶……て
(私のメイドが、知れ渡ってる!?)
どうし……て
「……? 固まってなんや」
「早くしてくれ。俺たち、腹ペコでかき氷も溶かす勢いなんだよ」
「早く飯が食いたーい!!!」
あ……まずい……このままじゃ……
睡魔……
私は、ひざまついた。玄関に。
「どうした!?」
「辛そうだな」
「これは……」
立て直すんだ―――
私は、もっと……
人たちに、豊かな喫茶
私は、立ち上がった。
「大丈夫かえ」
「そうだぞ。いくら三人押し掛けたからと言って、俺たちの懐が改善されたわけではないからな」
「……いえ、二人とも、待ってください」
伊永さんは、特殊ダイスを振った。32面……?
「14ですか」
……? 14……?
「あなた。ほんとは、無理してるでしょ。色々と」
……なんで、わかったの……
私は占いにより、気持ちが楽になった。少し。
「何がかは分からないけど。無理しすぎで。私達、飯の供給が無いと、死ぬの。ごめんだけど、押し掛けないと」
私は、冷蔵庫などの記憶をたどった。
よかった……なんとか、ある…… ギリギリだけど
その後、伊永さんたちはジャムトーストと簡易チキンナゲットをレンジで温めて食べ、ジュースをがっつり飲み、ついでに残ってると判明した簡単なおにぎりを食べて帰っていった。
3800円手に入れた
………………
て
(なにも関係なかった!?)
私は、混乱……錯乱した。
え、今のは……
本格的に、この場所を喫茶だと思ってたんだ……
なぜ……
いや、そう思うのは、おかしいかもしれない。早すぎる考えが
お客さんから、手際がいいと思わていたはず
まず、私は……
ドンドンドン
階段から、柊さんが急いでやってきた。
「佳鳥氏……! すいません。さっき、どなたかが来たでしょう。僕もなにかできるとよかったんですが」
「……へ」
え、なぜ……
「ここに――
―――。……
……そんな程度の策? で……
「近々、この場所でパケフル大会をしようとメイドの申し子を複数呼ぼうと思ったんですよ。そもそもの話、前の変な権力持った人もここに来れば佳鳥氏達で満足すると思って」
………………
私は、柊さんに背中を向け、自分の部屋に戻り、パケフルを持ってきた。
「……佳鳥氏?」
ジュグッ、バギッ!!
柊さんのリゴグレィは、不本意に一日間真空鍵付になり、機能停止した。フェニックスの色の力で
戦闘の途中、柊さんは黙っていただけだった。行動も
「か、佳鳥氏……」
「肝冷やすなんてとんでもないです。喫茶は、あっちでやってください」
「は……、いや」
柊さんは、捕捉に入った。
「ここがどこかとは、誰にも伝えてませんよ」
……え
「それはそうです!! そんなことしたら、僕たちの休みが……」
……じゃあ、あの人達は……
「あの、柊さん、さっき、ここに……」
「……? なんか、あったんですか?」
2階から、葉束くんが、やってきた。
「やべぇ腹減ったな。なんなんだ、この流れは。さっき色々と休んだのに」
「あ、葉束!! 佳鳥氏が、僕の箱物を……」
「……? なんか、あったのか」
「え、いや、……」
「……」「……」「……」
(イカサマ!?!?)
占い師って、詐欺師!? いや、そう考えるのは……
なんだか、やばい。説明をしないと
「さっき……」
驚いていた。二人とも。
「そんな急に押し掛けたやつがいたのか」
「プロ占い師……? 何者……」
「……」
私はともかく、二人に余ったおにぎりを2つずつ渡した
「良くない流れだがな。まあ、そんな悪い奴らじゃないだろ」
「そうです。プロというからには、また来る可能性もあります。買い物の供給……て」
私は、ひざまつき必死だったことを、訴えた。
「佳鳥氏……」
「……。多分、買い物も俺たちで分担したほうがいいだろ。すまなかった」
……かすむ。目の前が。
どうして、いつも私の前にこういうことばかり……。
柊さんが言う
「それは、多分――
そういう、ことだったんだ。
「あの負けた時の小学生が話したり、他のうわさが、俺たちの元を知らせたんだろ。あるいは車運転してたらラッキー、みたいな」
………………
疲れたよ、疲れたよ、……
床を向き、天を意識だけで仰ぐ。
頭に輪っかが浮かびそうだ。
この屋敷でメイドでのバイト……
儲かるけど、そういうことも、あるんだ……―――て
ダシにされすぎだ。私は。
(そもそも、時給を、柊さん考えてるのかな……? じゃなくて)
ここにいると、私の余裕がいくらあっても足りない……気がする。
頭がおかしくなって、二人に言う。
「ここ……すごく良い場所なんですね……」
「……いや、そうですけど……」
「……」
最悪、最低だった。私が休まないと、休まるものも休まらないなんて……
「悪いが学校行くわ柊。……いや、ほんとに勉強するかは分からねえが、柊は余計な奴呼ぶな」
「葉束……呼んだのは、僕じゃな―――」
おかしな時に、私は覚醒……した
私は
もっと
得る
恵みを
光を
「……何とかなる」
「ん」
「え……?」
底力が、あった。こんなことでめげてたら、二人に申し訳ない。
ところが
「無理すんなよ佳鳥」
「そうですよ。いきなりそんなプロ? かなにか知らない人来たら、申し訳ないでしょ」
………
へ。
「いいですか? 危機予測が一番大事なんです」
「ああ。なんでも一人で抱え込むな。メイドだけど」
「え、……」
私達は、空を見上げていた。
窓には、晴れ渡る空と雲があった。
「俺たちは――」
「一人で抱え込まないから、ここまで来れたんです」
「……え……」
……どういうことだろう……
「ここには」
そんなことがあったんだ……。
「ここは以前、町みんなの集合所だったのです。実を言うと泊まり場所にもなってて、ここで僕が働いているのは買い占めたからなのと、町から子供が減ってたからなんです。色んな機能を足してたり、集合所だったことで色んな事もでき、お風呂で混浴すらもできるようにも、してあるのです」
……?
混浴できる……?
て
「柊さん……!?」
「? どうしましたか?」
「おいおい……」
ちょ、ちょっと待って…………。
なんで、この人は……。
「まあ……話すのもあれだし、座ろうぜ。そもそも、持ち運が俺たちなんじゃ、霊感も泣くぞ」
「……う、うん……」
ロビーのソファーで、気付けば三人、うたた寝にふけっていた。
(柊さん……混浴してたの、知ってたのかな……?)
葉束くんは、10秒ほどで起き上がって二階に行っていた。
迷いが迷いを呼び、私は完全に眠った。
第二話 葛藤する鳥 終わり
作品予告
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惺空に
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作:ロサナ
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『ゲームが存在しているのは、人の直感を高めるため』
ゲーム極めから占い師になった例を知ってから、中学二年になった主人公、林羽美はどうしてもゲームが欲しかった。ところが、主人公の学校は必死に人生を打ち磨く者が少ないどころか、自分にはゲームを手に入れるだけのツテもお金もなかったのだ。そこに現れる、昔虐めから救ってくれた留年プロゲーマー、河瀬川飛塚が一番流行りのゲーム『パッケージシングレス』を、自分はゲームはもうたくさんだと言い、羽美にすべて渡してしまう。
「ゲームを渡してくれたのは嬉しいけど、占い師になる道がある!!」
埜結の言葉により、葉月は目を覚ます。ゲーム機は葉月の収入から出し、ゲームの世界に連れてくれた埜結への恩を忘れないため、私達は戦った。そして最後、ゲーマー占い師としての宿命を辿ることになる。
―――人は理想が高いだけで、すでに幸福や幸運を自分達が持っていることに、気付いていない―――
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