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チートな俺と契約精霊  作者: 話せば分かる
序章:平凡の終わりを告げる声
1/10

プロローグ

 目覚めたら、そこは暗闇の中だった。

 今日は卒業式があるので、昨日は早めに寝たのだ。

 まだ夢の中なのか、こんなリアルな夢もあるもんだな。まるで意識があるみたいだ。

 俺は寝る姿勢のまま周囲を見渡した。だが、周りは依然として暗闇だった。


(ここは本当に夢なのか? ここはどこなんだ?)


 体に力を入れても、少しも動かすことが出来ない。

 体が何かに触れている感触がしないな。今の俺は浮いているらしい。


 そう考えていると、どこからか二人の女の人の声が聞こえた。


『待っていてね、霧裂竜牙きりさきりゅうがクン。もうすぐ私達に会えるわ』

『後少し。本当に後少しです』


 声は二つ聞こえた。二つとも女の人の声で、おそらくどちらも十代だろう。


「なんで俺の名前を知っているんだ? そもそもここはどこなんだ?」


 俺は警戒しながら話しかけた。まだ声の主は姿を現さない。

 俺がそう言うと、二人の謎の女性は、クスリと笑った。


『安心して。ここにいても、あなたに悪影響は及ばないわ』

『私達は、もうすぐ貴方の前にも姿を現すと思います。しかし、貴方が私達の覚醒を望まないのならば、おそらく、私達は覚醒しないでしょう』


 何を言っているのかが、サッパリ分からない。この人達は何を言っているんだ?


「教えてくれ! お前らは俺のなんだ!?」


 俺は、彼女達の思わせ振りな態度に苛立って、思わず大きな声で叫んでしまった。


『あえて言うなら、私達はあなたの相棒パートナー、といったところですね』


 相棒パートナーか……。どういうことなんだ?


『ん……。もっと竜牙と話していなかったけど、もう限界みたいだわ。まだ覚醒してないからかしら……』

『竜牙さん、どうか息災そくさいで……』


 二人の声がだんだんと遠ざかっていく。まだ聞きたいことが山ほどあるんだ。


「待ってくれ! まだ君達に聞きたいことが……」


 俺はそう言ったが、彼女達の返事は返ってこなかった。


(クソッッ 一体何がどうなっているんだ?)


 しばらく考えたが、全く分からない。

 俺は目をつむりながら考えていると、俺の意識はいつの間にか、闇の中に吸い込まれていった----


新しく書いてみました。

これからは、こっちの方をメインに書いていこうと思います。

今回はものすごく短いですね(笑)

是非、感想や評価等よろしくお願いします。

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