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8 違う人生




この世界には魔法がありますが、基本魔法のは攻撃魔法と防御魔法しか使える人しかいません。しかし、魔法には治療魔法、精神干渉魔法、自然干渉魔法といった特殊魔法がまだあり、これらを使える人はめったにいません。特殊魔法が使える人でも特殊魔法のどれか一つと基本魔法の二つを使えるといった感じで、一人で特殊魔法の全てを使える人は居ません。


しかし、めったに居ない特殊魔法師も王宮には数人おります。しかし貴族の方が病気や怪我をした場合でもめったに治療魔法師が出てくることはありませんし、他の特殊魔法に限っては王宮から派遣されるのは数年に一度あればいいくらいです。その中お父様が治療魔法師の方に私の治療をしてくれるよう交渉してくれたようで、明日にでも来てくれることになったようでした。


ただ家のみんなは、馬にはねられたら最悪死に至るのに、私が馬にはねられているのに普通に喋れるまで回復していることを不思議に思ったようでしたが、それでも心配してくれているので、早く、治療魔法師の方に来てほしそうにしていました。




ヴィル様が毎日一緒に居てくれると約束してから、寝てまた一晩経っていました。起きてからヴィル様がお世話してくれている中、私は一週間も見ていた夢の事を考えていました。


考えた結果、あの夢はきっと私の前世だったのではないかと思いました。きっと妹を助けたあの時に死んでしまったのだろうと思いす。


私が生まれたこのホルン国はその前世(夢の中)で行ったイベントの乙女ゲームの世界だと思います。世界観や国の名前、キャラクターなどからそう判断しました。


乙女ゲームの話では攻略対象者はこの国の次期国王の王太子様、王太子の従者、宰相の息子である私のお兄様、さらに王国騎士団団長の息子、王国治療魔法師団長の息子(本人も治療魔法を使える)といったメンバーです。私はそんな攻略者に近づくヒロインに嫌がらせをする悪役令嬢でした。


私が悪役令嬢として最初にすることは三歳に特殊魔法の一つ精神干渉の魔法の才能を見込まれ、王太子の婚約者になることでした。


ただ私は七歳の誕生日で初めて街に行った以外、家の門から外に出たことがない私は物語が違うことに戸惑いながらも悪役としてではなく違う人生を歩める嬉しさを感じました。








攻略対象のメンバーを一人足しました。

王太子の従者

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