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39 パーティー、お昼の会







リーリエ様達に挨拶をしたあと、私は次のドレスに着替えるため、更衣室に向かいました。


「カリーナお嬢様、次はこちらのドレスです‼」


「髪型は一回今のをほどいてから、他のに変えますから」


「化粧もやり直ししますね‼」


朝と同じで、周りを囲まれていました。でも、さすが私の家の侍従という感じで、あっという間に着替え終わり、また会場に戻りました。


お昼はティーパーティーになります。夜は社交パーティーになり、ダンスを踊ります。


昼のティーパーティーのためのドレスは華やかな黄色のドレスです。今度は裾にいくまで一枚の布で、腰の辺りからふんわりしている感じで、腰には大きなリボンがついています。肩が大きく空いていて、腕のところにぽんと袖がついています。


コンコンコン


「失礼します。リーナ、準備終わりましたか?」


「はい、今ちょうど終わりました~」


「では、行きましょう」


「はい‼ヴィル様」


少し歩いて、会場に入る前の廊下でヴィル様が唐突に止まりました。


「ヴィル様?どうか、されましたか?」


「リーナ、私と婚約してくれてありがとう」


「いえ、こちらこそ、ありがとうございます」


ヴィル様は私の返事に微笑んで、私の前に方膝をついて私の手を取りました。


「リーナ...これからもよろしくお願いします」


そう言うと、ヴィル様は私の手の甲にキスをしました。恥ずかしくなって、顔が赤くなってしまいました。


「...はい。ヴィル様、私もよろしくお願いします‼」


私はヴィル様の顔を見て笑いました。ヴィル様は立ち上がって、笑いながら頭を撫でて下さいました。





それから、ヴィル様と会場に入ると、またもや注目されました。


「お父様、お兄様、着替えて来ました」


「うん、とっても似合ってるよ‼」


「ありがとうございます‼お兄様が選らんで下さったドレスがとても可愛らしいので、あまり自信はありませんが...」


「似合って(るぞ)ますよ、リーナ」


「ヴィル様もお父様もありがとうございます」


お父様達を見つけて、一番に声をかけました。少しお父様達と話してから、また他の方への挨拶を再開しました。


それから、基本は挨拶やお話をしていましたが、時々お菓子を摘まんで夜まで過ごしました。






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