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26 宝探しゲーム





今日の日まで、授業に、生徒会活動にと毎日が忙しく大変でした。


一週間前に今年の懇親会の内容を発表した時、この企画に全学年の生徒がとても嬉しそうにはしゃいでいました。


それは、この宝探しの宝が学食のプレミアム券5食分だったからです。この学院の食堂では1ヶ月に一回5食限定で出されるプレミアムランチがあります。それは、それは早い者勝ちで、取り置きも禁止、という条件から毎月競争になっています。


この学院の寮での食事は学費に含まれていますが、お昼の食事は自分で負担しなきゃいけません。なので、プレミアムランチは一般市民や貴族でもお金がない家の者では、高くてお金も出せず、食べる機会はないと言われています。


そんな理由で今回のプレミアムランチのプレミアム券が賞品と聞いて、皆盛り上がっていました。




今回の宝探しゲームでは、各学年クラス別の2人ペアを作り、その2人ペアを学年別の4ペア作り、合計8人のチームで行われます。


範囲は学院の建物である、学舎棟、特別棟の内部で、5ヶ所に隠されています。


始まりは講堂からで、初めに5問のなぞなぞが出され、そのなぞを解くと他のなぞに繋がり、それがそれぞれの宝に繋がっています。途中のなぞは初めのなぞから、それぞれ10問ほどあり、全てのなぞが解ければ宝が隠されている場所に繋がります。


「それでは、これから全生徒懇親会を始める。今回は一週間前で、発表した通り、宝探しゲームだ。制限時間は2時間。それが終了後食堂で行われる立食パーティーだ。みな、楽しんでくれ」


「じゃあ、始めるよ~。最初に出される問題はこれだよ~」


イーリス殿下が始まりの挨拶をし、テオバルト様が問題の開示の声で、前方に一門、左右に2問づつ問題が出されました。


「では、それぞれ分かったものから、出ていってもらって構わないです。ただし、最後には全部の問題の解答を確認しますので、どこかのチームに着いて行くのはなしですよ」


フラン様が講堂から、出てもいいと声をかけると少しづつ出ていく生徒が出始めました。


「では、私たちも見回りに行きましょう」


「「「はい」」」


という事で、私たちも講堂から出て、見回りに向かいました。



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