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19 オリエーテーション






講堂から教室へ移動して直ぐにオリエーテーションが始まりました。乙女ゲームの世界では、ヒロインと悪役令嬢の私は同じクラスでした。なので、周りを見回して探してみましたがそれらしき人が見当たりません。


あんなに悪役顔のヒロインなので、目立つはずなのに全く見当たりません。そんなこんなで、私が周りを見ている間に先生の話が終わったようで、周りがガヤガヤしてきました。


「リーナ、終わったので寮の部屋に向かいましょう」


「あ、はい、ヴィル様」


「誰か探して居たようですが...どなたをお探しだったのですか?」


「あ..いえ、ど、どんなかたがいらっしゃるのかと見ていただけですよ?」


「そうですか.....まぁそういうことにしときましょう」


ヒロインを探していたなんて説明が出来ないので、焦ってしまい、早口になってしまいましたが、ヴィル様は諦め顔で納得してくれました。


そんな話をしながら、廊下に出ようとしたとき、担任の先生であるターニャ先生が声をかけてきました。


「あ、カリーナ様、あなたは生徒会入が決まっているので、このあと生徒会室に向かって下さい」


「はい、分かり...」


「え!!何で!!」


私がターニャ先生に返事をしようとしたら、後ろからかなり大きな声でそんな言葉が聞こえました。


振り替えると学院の門でヴィル様にぶつかってしまった女性が居ました。


「マリーレーヌさん、、どうかしましたか?そんなに大きな声をあげるのははしたないですよ」


「あ、い、いえ.....何でもありません。申し訳ございませんでした」


「申し訳ございません、カリーナ様。それでは生徒会の方、よろしくお願いいたします」


「はい、分かりました。では、失礼いたします」


ヴィル様にぶつかってしまった方はマリーレーヌさんとおっしゃる方でした。とても可愛らしい顔をしているのに、私のことを見るときは少し怖いくらいに睨まれます。今回も去っていかれる時に、私のことを睨まれていました。


それに、不思議に思いつつ先生に返事を返し、教室を出て、生徒会室に向かいました。






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