16 攻略対象、殿下との出会い
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そうこうしているうちに学院に着き、馬車からヴィル様に手を引かれながら降りました。
四人で歩いてると後ろから馬車が来る音がしたので振り返ると私とヴィル様の後ろを歩いていた女性にぶつかりそうになっていて、それを避けようとした女性が転びそうになり、それをヴィル様が気づいてその女性を支えてました。女性は抱きつくようにヴィル様に寄りかかっていました。
「すみませんっ!!」
「・・いえ、大丈夫でしたか?」
「はい!!本当に申し訳ございません!!」
「それなら、・・良かったです。」
女性は抱きつくような形から、急いでヴィル様から離れ謝りました。それに少しぼーっとしている感じにヴィル様は返してました。不思議に思っているときに馬車から降りてきた人がこちらにやって来ました。
「大変申し訳なかった。大丈夫だったか?」
「・・・殿下でしたか。どうしてここまで馬車で入って来たのですか?」
「馬車を止めるのは、学院の門までなのは分かっていたが、門で待ち伏せしている刺客がいたのでそのまま馬車を走らせた」
「!!その刺客は」
「馬車ですれ違うときに魔法で拘束しといた」
「そうですか、では私は処理してきます。娘の入学式は参加したいので、1時間入学式を遅らせて頂きますよ」
「・・・分かった」
「よろしいです、では行ってきます。アレク、殿下の側にいなさい」
「はい、分かりました。では、殿下こちらに。リーナも一緒においで、殿下と会ったのは今日が初めてでしょ?紹介するから。あ、君は先に講堂に行ってもらうよ」
普段なら、殿下には礼をしなければ行けないけれど、急事なためにこの場所の対処を行う事が先決されました。 そおして私たちは学院の応接室に行くことにことになりました。
それにヴィル様にぶつかってしまった方もついて来ようとしていましたが、お兄様はその方に先に講堂に行くように促しました。
「え・・・でも・・・」
「君にはこの件は関係ないからね。リーナも関係はないけれど、私の妹だから付き添ってもらうけど」
「・・・分かりました。では、失礼いたします」
女性は私の方をちらりと見てから反論しようとしましたが、お兄様が説明をすると、私の方を一瞬睨みし、それから講堂の方へと歩いて行きました。
ヴィル様はなぜかその女性の後姿をじっと見つめていました・・・。




