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ボーダーラインパーソナリティーディスオーダーのおねいさんと旦那さんのお兄さんのある日

作者: ひかり

おねいさんは、本当はゆうたんという名前があるのだけど、白いくまさんは、大好きなゆうたんの事をおねいさんと呼ぶのがぴったりだと思っていて、だから、おねいさんと心の中で呼んでいます。


おねいさんは、旦那さんの、お兄さんと二人で暮らしています。お兄さんは、藤川真面目という名前があるのだけど、白いくまさんの中では、お兄さんと呼ぶのがぴったりだと思っているのです。


おねいさんは 白いくまさんをボールに見立てて 「蹴鞠遊び」を致します。


白いくまさんは そのたびに ぽーんと 飛ばされるのです。


おねいさんはその時 


「きえ!」


と叫びます。


白いくまさんは思います。


おねいさんは どこか病気だと。


そして、同時に


お兄ちゃんは よく こんなおねいさんの面倒を見ているよなぁ。


と飛ばされて消え行く意識の中で ぼんやりと 思いました。



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