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星の魔女 序  作者: 羅偽
最後へ向けて、
29/33

最後の会話 アトリア

少女が走って止まる。

「見つけたわよ、銀髪おっぱい。」

夜の中明るく彩られた噴水で、アトリアは座っていたカペラに言った。

「あら、洗濯板ちゃん。どうしたの?一番弟子君と何かあった?」

「くっ…!アンタ言っていい事と悪いことがねぇ…!」

カペラが言い返すと、案の定アトリアは嫌な顔をした。

「アナタが最初じゃない。私だって気にしてるのよ。悩みが無いと思わないで。」

カペラは立ち上がる。

「アンタ、どこ行く気?カイル放っておいて、何する気なの?」

引き留めるように、アトリアは言う。

「アナタに言ったら、一番弟子君に伝わっちゃうでしょ?ダメ、教えない。」

カペラは冷たく言った。アトリアには真意がわかった。

「いいの!?あのバカを取っちゃうわよ!好きなんじゃないの!?」

「幼馴染みは永久不滅、イモータルよ。私が勝てるわけない。応援するわ。」

アトリアの言葉をあしらって、カペラは歩き出す。一人、夜に混ざり合うように。




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