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車酔いの少女  作者: げんたろう
中学生編
21/28

車酔いの少女 ~叔母登場~

おばさん、登場です。そして想定外の顧問視点☆

「かなめぇ~? 迎えに来たわよ?」



車種がよくわからない真っ赤な車から、ピンク色のサングラスをした女性が出てきて、水野に手を振り、そういった。




「つかさおねえちゃん!」



姉? 水野は一人っ子だと、何かの会話で聞いた記憶があったが・・・?

森川がボソリと言う。


「水野の叔母です・・・が、本人が嫌がるため、姉と呼んでいるそうです」

「なるほど」


たしかに叔母というには若々しい人だ。サングラスのせいで目元はわからないが、肌はつややかだ。




「監督さん? 顧問さんって言うのかしら? ご挨拶させていただけるかな?」



その声を聞いて、俺は2人の傍に寄った。



「どうも。バスケ部顧問の斉藤です」

「はじめまして。水野かなめの叔母で、上平かみひらつかさと申します」



サングラスを外した上平さんは・・・・・オレの好みドンピシャ(死語)だった。



黒目がちの目。

セミロングの真っ黒な髪。

真っ白い肌。

ちょっと童顔。

結構グラマラス。




オレは上平さんの名刺に慌てて目を向けた・・・・・・が。


よ、読めん。



TSUKASA KAMIHIRA しか読めん。



Financial Analyst・・・・・・ってなんだ?




「つかさおねえちゃん、お仕事は?」

「午前の便でシンガポールから戻ってきたの。あなた、風邪引いていたんですって?」

「うん」

「体調が悪かったんなら、バスでも電車でもキツいでしょ? 送っていってあげるわ」

「じゃあ、つかさおねえちゃんのおうち泊まりたい!」

「・・・・・・う~ん。久しぶりのプライベートなんですけど」

「いや! 泊まる!」

「・・・・・・・・・・・・まあ、見られて困るもんでも無い・・・か?」

「きゃーーー!」



水野が子供らしく喜んでいる。随分と仲の良い叔母さんなんだな。




「斉藤先生、この子、連れて帰ってもよろしいですか?」

「ええ、もちろんです。午前中も気分を悪くしていて心配していましたので、ご身内の方が来てくださって安心しました」

「団体行動を乱してしまって、申し訳ありません。たいしたものではありませんが、部員の子たちにお配りください」


上平さんが差し出したのは、紙袋いっぱいの・・・マカダミアナッツチョコレート。


「こんなに沢山!」

「海外ではものすごく安いものですから、気になさらないでください。義理で買ったのですが、コレだけ食べると太ってしまいますし」

「そうですか?・・・ではありがたく頂戴します」

「それじゃあ、かなめ。お友達に挨拶してきなさい」



上平さんはサングラスを再びつけると、車に水野の荷物を運び始めた。

オレもなんとなくついていく。

この車・・・どこのだ?



「めずらしいでしょう? サンルーフがほしくってコレにしたんですけど、メンテが大変で」

「初めてみますよ。可愛らしい車ですね」

「ええ。でもこのあたりではもうコレ1台になってしまって・・・人気無かったんでしょうねー」

「・・・・・はは」

「この間査定に出してみたら、「これ、どうやってボンネット開けるんですか?」って言われちゃいましたよ。本職も分からない車ってどうなんでしょうねぇ」


チラリと見たエンブレムは有名外車のもの。・・・しかし、そうとうな珍品らしい。




「おまたせ!」

「じゃ、シートベルトして乗って。好きなCD掛けていいわよ」

「はーい。先生さようならー」



水野はニコニコ顔で助手席に乗り込んでCDを漁っている。

そうとう嬉しいらしいな。森川と付き合っていると聞いたが、叔母>>>>森川くらい嬉しそうだぞ。



「それでは、失礼させていただきます」


上平さんは、助手席側の外にいる俺に会釈をすると、ギアをなめらかに動かして(外車だからしてマニュアル車だ)去って行った。





「せんせー。チョコ。チョコ分けてくださいよ!」


横で野々宮がオレをつついたが、オレはボウっと赤い車を見送り続けた。





オタクな叔母登場。しかし職業は固い。Financial Analyst・・・証券アナリストです。

乗っている車は、げんたろうの元愛車。色々実話。

ピンクのサングラスもこの間作ったので(度入り)、使わせてみた。

かなめはつかさが好きで好きでたまらない。


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