「私の中が……あなたの形に変わる幸せ……」『縁日の過ち』
マーサ「ところで今、何勝何敗?」
女神フレイヤ「さぁ?」
マーサと女神フレイヤは『金の列車』の中の縁日で買った『わたあめ』を食べながら首をかしげた。
女神ムーア「まさか『金の列車』の中が『お祭り』だとは……絶対に金ピカになっていると思ったよ」
女神ノート「ほんとにね。でも、遊園地の遊具だし、子供が「お金」使う場所だからじゃない?」
浴衣姿に着替えた女神達が色っぽく金魚すくいをしながら話す。金魚すくいの金額は一回、三百ノーエッチだ!
大天使ラファエル「その通り!私の『金の列車』は『子供がはじめてお金を使える場所』すなわち、『はじめてのお使い列車』だ!!」
拳聖レキ「……なんか、いい列車ね。えい!」
輪投げを楽しむ浴衣姿のレキ。
勇者ユキノ「で、勝負はどうするのだ?」
焼きとうもろこしを両手に二本、二刀流食いをしているユキノが聞く。
大天使ラファエル「別に何もしなくていいわよ。私の負けでいいわ」
勇者ユキノ「……なっ!なんだと!不戦勝は許さないぞ!」
大天使ラファエル「なんでよ。たぶん、あんた達、出しまくっているから、ここで勝たないと最後の『土の列車』行けないでしょ。私は空気が読める大天使なの。それに、私、彼氏いるし」
大天使ラファエルは英雄神ヘラクレスと付き合っていた!
マーサ「彼氏いるのに俺が出すのはまずいね!よし、ここは縁日を楽しんで次にいこう!」
マーサにNTR(寝取られ)属性はない!
鉄仮面サーフォン「そうですね。マーサ様のバナンポを知ってしまったら戻れなくなってしまいますしね」
マーサしか知らないサーフォンだが、マーサへの愛は、時にまわりを巻き込んで大事件を巻き起こす!
大天使ラファエル「……はぁ?ヘラクレスのがすごいわよ。比べないでくれる?」
ムッとなり、言い返す。
聖女トモミン「ご主人様のバナンポは、入れてるのに包み込まれてる感じで……とにかく、すごいでっす」
わかるような!わからないような!
大天使ラファエル「なによそれ!意味わからないし!」
勇者ユキノ「確かに、入れられた者にしかわからない不思議な感覚だよな」
拳聖レキ「そうね。何も考えられなくなるのに、しっかり私のこと考えてくれてる感じ?」
剣聖イク「激しいのに心は穏やか。私の目指す剣の道の到達点を教えてくれているようです」
マーサ「あの……みんな?」
みんな、おかしなこと言ってるぞ?
大天使ラファエル「なんなのよそれ!バッカじゃないの!?ヘラクレスの方がずっと逞しいし男前だし、お前達の豆鉄砲と比べるな――!!」
マーサ「ポッポー」
豆鉄砲と言われ、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をして鳩のモノマネをするマーサ!心の広さは大海原に匹敵する!
勇者ユキノ「……はぁ?」
拳聖レキ「……誰が」
剣聖イク「豆鉄砲……」
鉄仮面サーフォン「だって――!?」
ロイヤルフィアンセーズに火が付いた!
聖女トモミン「豆鉄砲って、なんですか?」
トモミンだけ、よくわかっていなかった!
勇者ユキノ「みんな……いくよ」
レキ、イク、サーフォンが無言で頷く。
ガバッ――!!
みんなで大天使ラファエルを担ぎ上げる!
大天使ラファエル「――!?なっ!お前達!何をする!?」
ロイヤルフィアンセーズに急に担がれて慌てて抵抗する!しかし、抵抗むなしく、そのまま縁日の奥にある休憩所に突入していく!
ユキノ「トモミン!マーサを連れてきて!」
ユキノはラファエルを担ぎながらトモミンに言う。
トモミン「わかりました!ご主人様、行きましょう!」
マーサ「お、おう?……どうなっているんだ?」
【休憩所】
マーサ「……これは、いったい」
マーサがトモミンに連れられ休憩所に入ると、布団の上で裸にされたラファエルが両手、両足を縛られ、もがいていた……。
大天使ラファエル「お前達!!あとでどうなるか覚えてなさい!!」
激しく抵抗する大天使ラファエル。
勇者ユキノ「トモミン、準備を」
聖女トモミン「は、はい!」
何かを感じとりマーサのズボンを脱ぎ、急いで咥える。
聖女トモミン「ぱくっ!んぅ~!んぐぅ~!」
マーサ「はぅ!……いきなりでも気持ちいい!」
拳聖レキ「あんたは黙って大きくしなさい」
なぜか怒られるマーサ。
剣聖イク「失礼!」
大天使ラファエル「うわっ!何も見えん!」
剣聖イクには大天使ラファエルに目隠しをさせ、上半身を起こす。
聖女トモミン「準備完了でっす!」
大天使ラファエル「なんの準備が――」
鉄仮面サーフォン「これが、あなたの言う……豆鉄砲よ!!」
サーフォンはラファエルの目隠しを勢いよく剥ぎ取る!
ドォ――――ン!!
目の前に彼氏ヘラクレスの数倍!いや数十倍に膨れ上がったマーサのバナンポがそびえ立っていた!!
大天使ラファエル「へ?……うそ」
信じられないといった様子のサーフォン。
【豆知識】痩せてる男の子の方がバナンポが大きいという噂を聞いたことがあるぞ!
マーサ「あの……普通に恥ずかしいのですが」
いきなり初対面の人に、そそりたつバナンポを見せるマーサ!だが、恥ずかしさでいつもり気のせいか大きいぞ?
大天使ラファエル「こんなの入らないわよ!デカイだけで使えなかったら意味ないわよ!」
勇者ユキノ「……そうだな」
そう言うと、ラファエルを四つん這いにさせる。
大天使ラファエル「え?え?ちょっと!まじで?止めて!」
剣聖イク「ささっ!マーサ殿!ブスッと……」
イクがマーサの後ろへまわりマーサにピッタリくっついて、マーサを押す。
大天使ラファエル「はぁん!ちょっと入ってる!」
マーサ「ちょ!ダメだって!無理やりはよくないよ!」
抵抗するマーサ。こんなときだけ常識人だ!
拳聖レキ「いいから!早くしなさい!」
前からマーサの両手を掴み、引っ張る!
マーサの全体重がバナンポに集まり、大天使ラファエルへ特攻する!
大天使ラファエル「ムリムリムリ――!!うぎゃぁ――――!!あ、あれ?痛くない――!?」
鉄仮面サーフォン「そうでしょ!マーサ様は、すごいんだから!」
なぜか勝ち誇った顔のサーフォン。
剣聖イク「ほらほら!まだまだこれからですよ!」
マーサにピッタリくっついて腰を動かすイク!
大天使ラファエル「あん!そんな!中で膨らむ!?んぁ!嫌なのに!嫌じゃない!あん!激しいのに!ん!あ、優しい……!?入れられてるのに!んっ!全てを包み込む暖かさ……これが……『愛』!?」
大天使ラファエルから一筋の嬉し涙が流れる。
ラファエル「私の中が……あなたの形に変わる幸せ……」
マーサ「ああ!出る――!!」
ラファエル「だ、だめ!今、出されたら……戻れなくなる――!!」
剣聖イク「それはまずい!てい!」
イクがマーサをラファエルから引き離し、すかさずバナンポに手を添える!
勇者ユキノ「みんな!ご褒美を貰うぞ!」
四つん這いの大天使ラファエルの背中に全員が顔を乗せ、口を開ける!
しゃわぁ~ん!!
ロイヤルフィアンセーズ『はぁぁ~ん――!』
マーサのバナンポジュースはまるでシャワーのようにロイヤルフィアンセーズに降り注いだ。
大天使ラファエル「背中が――熱……い――」
大天使ラファエルは、そのまま気を失った。
【金の列車 縁日場】
ヘラクレス「おぉ~い!ラファエル~」
列車に大柄の男が乗り込んできた。
大天使ラファエル「あ……ヘラクレス!」
浴衣姿でたこ焼きを食べていたラファエルが振り向く。
ヘラクレス「なんでも、人間の勇者達と戦うとか聞いたが大丈夫だったのか!?」
慌てた様子なヘラクレス。
ラファエル「だいじょ~ぶよ。あの子達、すごくいい子なんだから」
勇者一向に顔を向け、笑顔を見せる。
勇者ユキノ「あ!ラファエルの彼氏さんですか?さすが、かっこいいですね!」
気づいたユキノが近づく。
ラファエル「でしょ。ヘラクレスは天界一の男前なのよ!」
ヘラクレス「おいおい、ラファエル。今日はご機嫌だな」
照れながら頭をかく。
拳聖レキ「ヘラクレスさん!拳聖レキです!すごい腕が太いですね!私と腕相撲しませんか?」
レキはヘラクレスの強靭な肉体に興味津々だ!
ヘラクレス「拳聖か!よし!勝負しよう!」
ヘラクレスもすっかりいい気分になり、腕を回しながら用意された樽の上に肘をつく。
拳聖レキ「負けませんよ~」
レキも肘を付き、ヘラクレスの手を握る。
剣聖イク「では、レディ……ゴ――!」
イクの合図で試合が始まった!
ラファエル「負けるなヘラクレス――!!」
トモミン「ご主人様、がんばって――!!」
サーフォン「レキ様、いけ――!!」
縁日は、この日一番の盛り上りを見せた。
マーサ「ん?なんだ?なんだ?」
縁日の焼きそばを口一杯に頬張りながらマーサも駆け寄る。
大天使ラファエル「マーサ……ありがとう」
マーサを横目で追う。ラファエルは手でおなかの辺りをさすりながら誰にも聞こえない声で呟いた……。
<つづく>




